仕事をしていても疲れない、休みの日は寝て疲れ取るではなく、アクティブに行動をしている。そんな人になっていくための疲れないからだをつくる秘訣をご紹介します。
疲れた生活よりは、疲れない生活のが楽しいですし、快適ですからね。
今回のポイント
疲れた生活から疲れない生活になるためには、何をしていけばいいのか?
「疲れない体」をつくるために必要な5つのポイントを実践することで、疲れない生活を手に入れていきます。
疲れを感じるというのは、主に3つのことから起きてきます。
脳の疲れ、肉体の疲れ、精神的な疲れが主に挙げられていきます。
脳の疲れというのは、眠気のことです。睡眠物質がたまり、「もう、頑張るのは厳しい!」と脳が感じると眠くなっていきます。
眠いというのは、脳が疲れているときでもあります。
肉体の疲れというのは、体に活性酸素や老廃物がたまっているときです。そうすると、肉体はだるくなり動きが悪くなります。
心の疲れというのは、精神的・環境的な面でストレスを感じているときです。
主に人間関係のストレスが多いですよね。当たり前かもしれませんがそんな時は、とても疲れています。
脳の疲れ、肉体の疲れ、心の疲れを解消をしていくことで、疲れるからだから疲れない体へとモデルチェンジをしていきましょう。そのための方法がこれからお伝えをすることです。
目次
緊張している体をほぐす
疲れた生活をしているとき、体はとても緊張をしていることが多いです。心もです。
その緊張をしている体をほぐすことで疲れない体になります。緊張しているというのは、筋肉が収縮をし、筋膜が癒着をした状態です。
その状態は体内の循環を悪くし、疲れをためやすくしていきます。
心の緊張も肉体に表れています。人はストレスを感じると、体に力を入れる傾向があります。その状態が続くと、肉体は緊張をしていきます。
そのため、心のストレスを解消をするには、心だけで解消をするのでなく、体がアプローチをしていくこともとても重要になっていきます。
主に緊張をしやすいのは首、肩、腰、ふともも、指先、あご、眉間のあたりです。
意外と多いですが、一つ一つ体の緊張を引き起こしている部分を探し、ほぐしていくことで、循環がよくなります。血液、リンパ液、脳脊髄液などです。
からだが緩むことで、循環がよくなり、老廃物が除去され、栄養や酸素が肉体をめぐり、疲れない体へとモデルチェンジをしていきます。
循環を良くする通り道をつくる
緊張をほぐすと、血液、リンパ液、脳脊髄液の循環がよくなりますが、実際はそれだけでは足りません。
循環がよくなるように、通り道を作る必要があります。
血液、リンパ液、脳脊髄液は体内で複雑に入り組みながら全身を循環をしています。
神経や皮膚、筋肉、内臓もあります。小さい体に様々なものが体内にあります。
そのため、ちょっとだけでも姿勢が崩れていると血液、リンパ液、気、脳脊髄液などの通り道がなくなってしまうのです。
現代人に多い猫背。これはあごが前に出で背中が丸い状態です。
そうすると、 首肩が圧迫をされ、緊張し、血管やリンパ管、神経なども圧迫をしやすくなります。
ホースをぎゅっと握ると、出るのが悪くなりますよね。
それと同じで、姿勢が崩れていると、血管やリンパ管などを圧迫をし流れを悪くしていきます。
ほんのちょっとのずれが、全身に影響をしていくの姿勢の崩れです。
見た目的な問題や、骨格の問題が姿勢の崩れではありません。何より、「循環」を悪くしていくことが問題です。
だからこそ、疲れない体になるためには、姿勢を整える必要があります。
良質な睡眠をとる
脳の疲れをとるシステムが睡眠です。当たり前といえば当たり前ですが、良質な睡眠をとることが大切です。
では、良質な睡眠とは何か?睡眠時間は関係がありません。
睡眠物質がたまった状態である、睡眠負債が除去された状態のこととなります。こんな風に書くとよくわかりませんので、以下の3つを気にしていきましょう。
- 起きた時に熟睡感があること
- 起床から4時間以内に集中力の低下・やる気の低下がないこと
- 起床から4時間以内に眠気がないこと
基本的に睡眠は、起きた時にどのような影響を与えているのか?
そこが重要です。睡眠時間は関係ありません。人により全く異なります。
良質な睡眠をとるためには、3つの体内リズムを整える必要があります。
どのように整えるかというと、6つのことを抑えると良質な睡眠がとれ、疲れない体になっていきます。
- 朝起きたら、30分以内に光を浴びる(額のあたりに)こと
- 起床から6~8時間以内に20分以内の仮眠をとること(年齢による誤差あり。60歳以上は30分でもOK)
- 起床から11時間後は眠らずに、体温が上昇する運動をする(軽くOK)
- 眠る1時間前に風呂から出るようにすること
- 眠る1時間前あたりから眠る準備をし、あたりを暗くしてゆったりと過ごす
- 眠るときに、明日の朝起きたい時間を3回は唱えて眠る。
すべて、行う必要がありませんが、以上のことを気にしている3つの体内リズムが整うことで良質な睡眠がとれるようになっていきます。
ただ、いきなり疲れない体に変わるわけではありませんので、目先の結果を求めないようにしましょう。
ATP(エネルギー)を生み出す食をとる
エネルギーという言葉がありますが、人にとってのエネルギー源は、ATPです。
筋肉を動かす、細胞が分裂する、体を構成する物質の合成をする、体温を維持するなど人の体内の働きをするエネルギー源がATPです。
アデノシン三リン酸といいますが、アデノシンに3つのリン酸付いた状態がATPです。その3つ、ついているリン酸を一つ切り離すときにエネルギーが発生をして、様々な活動ができるようになっています。
一つのリン酸が切り離されたのをADPといいます。DはダブルのDで、アデノシンにリン酸が2つ、ついた状態です。
ADPは、ここからリン酸が結合されることで、ATPとなります。そして、また、リン酸が切り離され、エネルギーが生まれていく。というのを繰り返しています。
平たく言えば、エネルギーが貯蔵された状態がATPです。そこから、エネルギーが使われ、空になった状態がADPとなります。
ですので、ATPは様々な活動に必要なエネルギーを貯蔵してるので、体内のエネルギー通貨や充電式の電池ともいわれています。
このATPやADPのサイクルをうまく活動させる、増やしていくのに必要なのが「栄養素」となります。
様々な栄養素がありますが、最終的にはATPを生み出していくことが目的となります。
栄養のバランスが大事になのではなく、ATPを生み出すための食事が重要となっていきます。
これだけでも本が1冊できるくらい、細かいですが、現代人は食事の量は多いが、栄養の質が悪く偏っている傾向があります。
傾向としては、現代人の食事は糖質過多、脂質の偏り、タンパク質不足、ミネラル(特に鉄分)不足になりがちです。量は食べるけど、栄養が少ない状態。
食事法は様々ですが、自分の体重分のグラム数のタンパク質摂取する。50キロの体重ならば、1日50グラム。脂質は良質なオイル、鉄分を意識に取るだけで変わる方が多いです。
藤川徳美先生の書籍などに詳しく書いているのでお勧めです。うつという精神的なことだけではなく、体が疲れなくなり、軽くなっていくのを実感しやすくなります。
※もちろん個人差はあります。三か月から実践して変化がない場合は、別のアプローチに切り替える、原因を探るということが重要となります。
是非、一読をするのがおすすめです。疲れない体というのは、ATPを生み出している状態のことです。
日常生活の動きの修正をしていくこと
1日1時間、自分自身をケアするための時間をとっても、1日は残り23時間あります。
その23時間が乱れていると、心とからだはそちらに持っていかれ、疲れやすい体になりがちです。
大事なのは、その23時間の間にしている動きを修正をしていくこととなります。
- 姿勢
- 歩き方
- ものを持つ
- 呼吸
- 声の出し方
- 表情
- コミュニケーション
など、何気なくしている日常のことが心とからだを作ります。日々の習慣です。こちらをほんの少しずつ変えていくと、大きな変化になります。
まずは、日常的な姿勢を整えるのがおすすめ。まずは、あごの位置を気にしてみましょう。
例えば、顎が前に出ている姿勢の方が現代人に多いです。首、肩が緊張している状態ですので、負担が大きく、五十肩、肩こり、頭痛、腰痛を引き起こしやすくなります。顎の位置で、からだを痛めやすく、疲れやすくなるのです。
顎をのどにひきつけ、後頭部を伸ばすようにしていきましょう。
当たり前を変えることは人生を変えることでもある
疲れない心とからだをつくるのは5つのことが大切です。
- 緊張している体をほぐす
- 循環を良くする通り道をつくる
- 良質な睡眠をとる
- ATP(エネルギー)を生み出す食をとる
- 日常生活の動きの修正をしていくこと
もしかして難し感じましたか??でも、 いきなり病気になったり、身体を痛くなることは余りありません。日常生活のちょっとしたことが積み重なって、疲れやすくなります。
心とからだを整えるというのは、貯金をするのと同じ。
日々の積み重ねを大事にしていきましょう。いきなり変わる必要はありません。本当にほんの少しでいいのです。
それが、大きな変化をあなたにもたらして、疲れない心とからだをつくることでしょう。
まず、何をすればいいの?という方は、姿勢から整えてあげましょう。是非、実践をしてみてくださいませ。