お昼ご飯を食べ、少し経つと眠気が来ることがありませんか?よく午後の会議は眠いというかたも多い方思います。
なぜ午後に眠気が来るのかというと、それは睡眠・覚醒リズムの働きによるものです。
このリズムは脳の働きを保つため、1日2回、起床から8時間後と、22時間後に眠気が来るようになっています。
6時に起床の場合、昼14時頃と明け方4時頃に眠気がきます。徹夜をしていると4時頃に急激な眠気がきます。
眠気というのは、覚醒し続けて疲弊した神経を修復し、さらに高いパフォーマンスを発揮するために行う脳のシステムです。
覚醒し続けていると脳に睡眠物質が溜まっていき集中力、注意力などが低下していきます。
その疲弊した脳を修復するために眠気が来るのです。
高速道路の事故も眠気のピークが来るお昼14時頃と明け方4時頃が事故の多い時間帯となっています。
事故、仕事のミス、集中できないなどこの時間帯はヒューマンエラーが起きやすいので仮眠を取ることでそれを防ぎ、集中できる状態をつくっていきます。
起床から8時間後あたりは眠気がピークを迎える時間帯です。
ピークを迎える少し前に仮眠をしてあげることでヒューマンエラーを防いでいきます。
起床から6~8時間後の間に仮眠をしてあげるといいかと思います。
できれば眠気がくる前(起床から6時間後辺り)にしてあげると、うまく覚醒のリズムに乗り、集中しやい環境が生まれやすくなります。
特に夕方辺りに眠気が来てしまう方、午後の作業に集中できない方には仮眠はオススメです。
仮眠の仕方
①目を閉じるだけで良い(眠らなくっても目をつぶることで睡眠物質が減る)
②時間は1分~30分以内(30分以上眠ると本格的な眠りに入ってしまい、夜深い眠りに入りづらくなる。)
③横にならず、椅子に座った状態で目を瞑るだけでも良い。
④起床から11時間後は眠らない
注意点としては起床から11時間後(6時起床の方は17時頃)には眠らない方がよいです。
それは起床から8時間を過ぎたあたりから深部体温が上昇してくるからです。
深部体温が上昇している時に仮眠をしてまうと、深部体温があまり上がらなくってします。
夕方に深部体温がしっかりと上がらないと、夜寝ているとき深部体温があまり下がらなくなります。(ホメオスタシスの関係の為)
深部体温が下がらないと深い眠りに入らなくなります。
そこの関係はまた明日お伝えします。
読んでいただき、ありがとうございました。