高齢者の方と睡眠のお話をしていると、朝までぐっすりと眠りたい、若い頃のように眠りたいと相談されることがあります。

年齢を重ねると睡眠時間は自然と短くなります。それは基礎代謝が低下し、眠る体力がなくなり、何より記憶の整理が早く終わることが主な原因です。

睡眠の役割のところでも少しお伝えしましたが、睡眠には、眠っている間に記憶の整理を行うという働きがあります。

一日活動した中で得た情報を眠っている間に「いるもの」と「いらないもの」をわけ記憶の整理を行っています。

特に初めての経験をしたり、色々な情報を取り込んだときは記憶の整理にも時間が掛かり、睡眠時間も必要になってきます。

ですが、年を重ねると初めて経験する物事が減ってくるので、記憶の整理が早く終わり、その結果睡眠時間は短くなります。

若いうちが睡眠時間が長いのは経験が少ないゆえ、脳の中の記憶が充分整理されていない状態なので、長い睡眠時間が必要となるからです。

 

睡眠時間が短くなる理由

基礎代謝の低下

眠る体力がなくなる

記憶を整理する時間が早く終わる

 

よく、○○時間眠らないといけないという方、思っている方も多いですが、睡眠時間は自然と短くなるもので無理やり眠る必要はないです。

睡眠は最初の3時間くらいがしっかりと眠れていれば、途中目が覚めたりしていて朝までぐっすり眠っていなくてもある程度は問題ないです。

詳しくはまた明日お伝えします。

 

読んでい頂き、ありがとうございます。

 

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