疲れがどっと出て、くたびれる、気力がない、緊張をしてしまう。ついでにイライラもしやすい。そんな方はぜひ、ご覧になってください。
今回のポイント
・疲れの種類と原因
・からだの疲れを解消をするための2つの背骨ほぐし
・脳の疲れを解消をする山根呼吸法
この3つをご覧いただくこと、あなたの緊張をして疲れる状態の解消につなげていきます。
目次
疲れの種類と原因は?
そもそも緊張をしたからだをはどういった状態なのか?
疲れを生んでしまう仕組みを知ることで、あなた自身が何をしないといけないのか?それをしっかりと把握をしていきましょう。
疲れる仕組みを知らずに、対象法だけをしていると、そのば限りになりやすいからです。根本的に改善をしていくための方法です。
疲れというのは、専門的には疲労といいますが、主に2つ。末梢性疲労と中枢性疲労です。
疲労は、末梢性疲労と中枢性疲労に分類される。末梢性疲労とは、脳以外の身体(末梢)、すなわち筋肉などに由来する疲労感覚を感じる状態である。中枢性疲労とは、脳が主体となって疲労を感じている状態である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%96%B2%E5%8A%B4
簡単に言えば、あなたの疲労は筋肉への疲れなのか?それとも、脳の疲れなのか?そのどちらかになります。実際は、複合的に起きてはきます。
この末梢性疲労と中枢性疲労を生んでしまう原因は主に3つに分類をされていきます。
- からだを使い続けての疲労
- 人間関係のストレスなど精神的な疲労
- 暑い、寒いなど環境的な要因による疲労
どれか一つというよりも、それぞれが絡み合いながら起きてきます。自然とからだの何処かに緊張をうみ、末梢性も中枢性も疲労を生んできます。
疲れを回復させるために重要な一つのポイント
簡単に行ってしまえば、疲れを回復させるためには、一つのことをすればよいです。それは、「緩める」ということ。
肉体的な疲労が溜まっている状態は、老廃物がたまり、気、血液、リンパ液などの循環が滞りが生まれています。
脳への疲労が溜まっているときは、脳に睡眠物質が溜まっており、眠気を起こしたりしていきます。
疲れというのは、これ以上動いたり、ストレスがかかると、害を及ぼしますよ。という、人のホメオスタシスによる反応です。緊張が続いている状態です。
ですので、逆の緩めるということが重要となります。
緩めるというのは、
- からだの力を抜くこと
- 気、血液、リンパ液などの循環が良くなっていること
- 副交感神経系が優位な状態
- 脳波がアルファ波がでている
- 呼吸がゆったりとした状態
となります。疲れを取る方法を様々ですが、上記の状態にならなければ、疲れが取れるということはありません。
疲れを取る方法で、一番は寝ること。ということ言うかもしれませんが、しっかりと緩めることができれば、睡眠は疲れを取るものではなく、活力を得るものへと変わっていきます。
起きているときの疲れは、起きているときに取るのがおすすめです。
からだの疲れと脳の疲れを取り、緊張を緩める3つの方法
では、具体的にどのようにして疲れを取ればいいのかというと、3つの方法をご紹介します。
最初の2つはからだの疲れである末梢性疲労を解消することを主体にしています。
3つ目は、脳の疲れである中枢性疲労を解消していきます。
前後の背骨ほぐし
いくつかやり方がありますが、ここでは気功の全身を伸展させていく気功をご紹介します。
- 両足を肩幅広めくらいにして立ちます。
- 両手を組みます。
- 両手を組んで上に伸ばしていきます。
- 顎を上げながら、両手を頭の上に持ってきます。しっかりと上下に伸ばしましょう。
- 顎を引き、両手を頭の後ろへ。更に上下に伸ばします。
- そのまま、からだを左右に倒し、脇を伸ばしていきます。
- 両手を見ます。
- そのまま前屈をしていきます。
- 下まで行けるところまで行ったら、両手を離して緩め、腰を落とします。
- 顎を引きお腹を見たまま、大地(床)を踏む力で、背骨を一つ一つ積み重ねるように起こしていきます。
- 踏む力を感じながら起こしましょう。
- 顎はずっと引いたまま起こし、最後に頭が起きたら、姿勢を緩めないでお腹に呼吸を落としていきます。
- そのまま10秒〜30秒は余韻を味わい、微細な変化を認知をしていきましょう。(超重要!)
動画はこちらです。↓
※準備中
背骨周りの緊張をほぐすには、振動させて緩める方法もあります。こちらもおすすめです。
こんなことをしていただくと、背骨が伸ばされ、疲れを解消をしていきます。
ひねりの背骨ほぐし
前後の動作を入れたら、ひねりの動作を入れてあげましょう。簡単にできるものとして、ひねりのスワイショウがおすすめです。
- 肩幅に開いて立ちます。
- 軽く腰を落とします。
- コマのように、からだの中心を感じていきます。
- 中心軸が回っていく感覚で、からだを左右に回していきます。
- このときに、両手は緩めた状態。
- 5分ほど繰り返しましょう。
- だんだん動きを小さくし、止めたらもとの姿勢にもどります。
- 止まったら、余韻を必ず味わいましょう。
動画はこちらです↓
※準備中
ポピュラーな気功法ですが、シンプルで誰にでも心地よく感じやすくあります。
山根呼吸
脳の疲れを取るには、呼吸法がおすすめです。呼吸法と言っても、瞑想に近いのが、山根呼吸です。瞑想中にする呼吸法と言っても良いです。
脳疲れをとり、集中力がついてきます。
- 腰骨を立て、静かに座る(姿勢を調える)
- 鼻の付け根の辺りにある山根穴というツボから空気が入っていくような感覚で息を吸う
- 山根穴から、空気が出ていくような気持で息を吐いていく
- それだけを繰り返していく。口で呼吸、鼻で呼吸などをしているという事は気にしない。

こちらの記事に書いていますので、ご覧ください。
やる気が出ないのは、ストレスが溜まっているから。すぐに楽にするためには?
3つともお手軽にできる方法ですので、ぜひ実践をしてみてください。
疲れを自分自身の手でコントロールをしていく
人間生きていれば、だれでも疲れていきます。それは、自然の反応です。ですがもし、その疲れに振り回されずに、ご自身の手でコントロールができるようならば、どうなるのか?
それをイメージをしてみてください。
疲れたから休むのではなく、どうしたら疲れを的確に解消をするのか?
または、そもそも日常的に疲れない状態にするには?
そういったことを、日常的に向き合うと言うのは、自分自身と向き合うことにつながっていきます。
そうすることで、あなた自身の生活が安定し、豊かになっていくことでしょう。
ちょっとした、日々の積み重ねを大切にしてください。
ご参考になれば、幸いです。読んでいただきありがとうございました。