やる気が出なくて、もうやりたくない、やめたい。そんな気持ちをになってしまうのはストレスがたまりすぎです。やらされていると過ごしているとその状態は変わりません。
ではストレスを楽にしていくためには何をしていけばいいのでしょうか?
今回のポイント
・ストレスがたまるとやる気が出なくなる3つの原因
・ストレスを楽にしていくために必要な6つのポイント
原因と解消法を知ることで、ストレスを楽にしてやる気が出るようにしていきましょう。
目次
なぜストレスが溜まるとやる気が出なくなる?
ストレスが最もたまる原因は、人間関係です。でも、同じストレスを受けても、平然としている方もおられます。ストレスを受けた方の体の状態によりそれは変化していきます。
ホルモンバランスの乱れ
持続的にストレスを感じていると、ひとはコルチゾールというホルモンを大量に分泌させていきます。
やる気が出ない、最近太ってきた、よく寝た気がしないなど感じるようでしたら、コルチゾールホルモンの乱れかもしれません。
分泌される量によっては、血圧や血糖レベルを高め、免疫機能の低下や不妊をもたらす。
また、このホルモンは、過剰なストレスにより多量に分泌された場合、脳の海馬を萎縮させることが、近年PTSD患者の脳のMRIなどを例として観察されている[1]。海馬は記憶形態に深く関わり、これらの患者の生化学的後遺症のひとつとされている。
Wikipediaよりhttps://ja.wikipedia
ほかにも、アドレナリンやノルアドレナリンなどもストレスにより分泌が影響されます。
感情はホルモンのバランスにより変化します。ストレスを受けて参ってしまう人は、ホルモンバランスが乱れてしまうことが大きな要因です。
自律神経の乱れ
活動時の交感神経、リラックスしているときの副交感神経とあります。
正常に働いているときは、交感神経はヤル気を出し、行動的になっていきます。
ですが、ストレス状態では、過剰に働いてしまいます。イライラ、夜になかなか寝付けない、呼吸が浅くなるなの症状が出てヤル気もそがれていきます。
逆に副交感神経が働きすぎてもヤル気が出なくなります。リラックス状態から抜け出せないのです。バカンスに行ってその気分が抜けだせないみたいな時は副交感神経が働きすぎている状態です。
脳波の乱れ
普段活動しているときは、β波(ベータ波)。リラックス、集中している状態はα波(アルファ波)です。
ベータ波は13Hz以上で、エネルギー消費が非常に多くなります。その状態が続いていると、消費が激しいため脳が疲れ(眠気)、集中力ややる気がそがれていきます。
アルファ波は8~12Hz。リラックスしているときや集中しているときはアルファ波が優位。ここにも段階がありますが、深くなることでベータエンドルフィンという脳内麻薬を分泌していきます。
モルヒネの何倍もの効果があり、痛みやストレスを除去していきます。
人はストレスを受けると、ホルモンが乱れ、自律神経が乱れ、脳波が乱れていくのです。それが、やる気を阻害していきます。
ストレスを楽にしていくために必要な6つのポイント
では、どのようにして、ホルモン、自律神経、脳波のバランスとを調えてい聞くのか?共通する5つのポイントです。
呼吸を調える
ヤル気が出ないだけではなく、どんな不調や病気でも必ずしなくてはいけないといえるのが、呼吸を調える。
酸素をとりこまれるから、脳が働き、体が動き、感情が整っていきます。肺は内臓。内臓は自律神経がコントロールしています。
ストレスを感じているときはまずはしっかりと吐くことを意識していきましょう。「はぁ~」と口から。吐けば入っていきます。
日常的に深くしていきたい方は、おなかが活用され横隔膜がよく動く必要があります。日頃から腹式呼吸や提肛呼吸(逆複式呼吸)などをすると深い呼吸ができるようになります。
息は「自分」の「心」と書きます。先人も呼吸の乱れが、感情とつながっているのを感じていました。息をするからイキることができるのです。
何もしない時間をつくること
ぼーっとしたり、旅行に行くという意味ではありません。静かに座り、呼吸を俯瞰をする時間をつくる事です。
Googleやインテルなどがパフォーマンス向上やストレスケアにマインドフルネスを取り入れています。気づきの瞑想です。日本でもやられる方が増えていきましたね。
それは、瞑想が脳の疲れをとってくれるから。それがデータとして実証され、日本に逆輸入のかたちできたのが、マインドフルネスです。
簡単なやり方としては、楽な姿勢で、吸ったり吐いたりするのをただ俯瞰をするだけ。それだけで、脳波が安定し、自律神経が安定していきます。もちろんホルモンも。
もう一つおすすめは山根呼吸というのご紹介します。脳の疲れを取り、スッキリさせてくれます。シンプルですが、繰り返ししていくことで、深い感覚も感じられるようになっていきます。
- 腰骨を立て、静かに座る(姿勢を調える)
- 鼻の付け根の辺りにある山根穴というツボから空気が入っていくような感覚で息を吸う
- 山根穴から、空気が出ていくような気持で息を吐いていく
- それだけを繰り返していく。口で呼吸、鼻で呼吸などをしているという事は気にしない。
小さな達成感を感じること
小さなことを積み重ねること。何かをしたときにできていない部分を捉えていくのではなく、「できた部分」を認識していくことが大切となります。
そうすると、脳からドーパミンが分泌されていきます。やる気のホルモンとも言われています。
できたと認識をすることが大事なので、ホントにちょっとしたことでOKです。いつもより5分ほどはやく起きれた!いつもより笑顔で過ごせた!勉強をするのに、5分でもできた!
どんな行動にも、できない部分があれば、かなならずできている部分があります。そこを捉えていきましょう。
日光を浴びること
特に朝。起きたあとすぐに浴びるのがおすすめ。日光を浴びることで、幸せホルモンでもある、セロトニンを分泌をさせていきます。ビタミンDも生成されるので、お肌にも良いです(^^)
日光は、無償で注いでくれる自然の恵みです。
睡眠を調えること
意識は寝ていても、脳働いているのが睡眠時の状態。主に記憶や情報の整理整頓をしています。成長ホルモン、コルチゾール、メラトニンなどが分泌されていきます。
そうすることで、体の疲れが取れ、ストレスが除去されていきます。
ストレスを感じやすい現代社会では睡眠を浅くしてしまいます。眠気は脳の疲れ。3つの体内リズムを整える生活をしていくことで睡眠の質を上げていくことが大切となります。
自己肯定感を高めていく
わたしもそうでしたが、頑張ることが多い日本人の中には、自己否定が強い方が多いです。
「わたしなんて」
「わたしはできない」
「どうせわたしなんて、、」
そんな気持ちが強すぎると、余計に自分自身を傷つけやる気も阻害していきます。自分自身のことを褒めてあげましょう。
簡単な方法は日記。特に寝る前がおすすめ。今日したことを書き出し、ひたすらほめましょう。反省はする必要がありません。
いいと感じたことも、悪いと感じたことをもすべて肯定してきます。
「今日は天気が悪くなり、雨に振られて最悪な一日だったけど、よかった」
「遅刻して怒られたけど、よかった」
最初はこんな感じで無理矢理でも最後に良かったと付け足して終わりましょう。すごいね〜でもよいです。
寝る前に全てを肯定する日記を書いていくことで、潜在意識が変化していきます。やる気も満足感、幸福感をも感じやすくなることでしょう。
ストレス社会の現代でも、笑顔で楽に過ごせ、幸福感を感じる事が増えていく。
今回のまとめ
ストレスをためてしまう原因は、ホルモン、自律神経、脳波の乱れ。その状態を解消をするためには、以下の6つを調えること。
呼吸を調える、何もしない時間を作る、ちいさな達成感を感じる、日光を浴びる、睡眠を調える、自己肯定感を高める。
ストレスを発散をしていく、リラックスをしていくとで楽なってもらうこと。でも最も大事なことは、ストレスをうけていても、いつでも朗らかにしていられる心や体を養うことです。
隣に嫌な人がいたとしても、気持ちが落ち込んだとしても、、、、
ストレスは自分自身でコントロールしていくことができます。心の余裕を生んでいくためにもまずは呼吸を整えることからしてみませんか?
是非、実践してみてくださいませ。
もっと、ストレスを受けても平然としていきたい方はこちらもしっかりと調えていきましょう⇓
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読んでいただきありがとうございました。
今日も一日素晴らしい日になりますように☆