あるうつ病で悩んでいる生徒さんですぐにイライラしてしまう方がいます。落ち着いていたと思っていても、ちょっとしたことですぐにイラっとしてしまうのです。
その時に体に触れたり、見てみるととても力を入れて緊張をさせてしまいます。この力みを取らないと瞬間湯沸かし器のようにイライラしてしまうのは解消しません。
でも、これは性格の問題ではなく、3つのバランスが崩れている事からおきます。
目次
心のバランスを崩してしまう3つの要因
主な要因として、呼吸の乱れ、自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れがあげられます。
呼吸の乱れ
ストレスが心身にかかると、ギュッと力を入れる方がとても多いです。怒り肩というように、いらいらしている人は特に肩に力を入れています。
筋肉を緊張させている状態。筋肉を活用している状態です。筋肉を動かすには血液がめぐり酸素が運ばれること。力を入れていると、常に酸素を消費している状態になり、酸欠になっていきます。
さらには肺の動きを悪くしていき、酸素が体内に補充されていきません。疲れやすい状態でもあります。
自律神経の乱れ
呼吸が乱れてくると、連動して自律神経が乱れていきます。簡単に言えば交感神経が緊張時に働き、副交感神経がリラックスしているときに働きます。
自律神経は内臓の働きなど体内の様々な活動を支持している司令塔のような存在。
でも、内臓の中で唯一自分で動かせる肺が乱れ、緊張状態が続くと、交感神経が優位な状態が続き、常に興奮しやすく、休まる暇がなくなります。
ホルモンバランスの乱れ
人の感情はホルモンによって変化していきます。頑張るときはノルアドレナリンが主に出たり、楽しいときはドーパミン。気持ちが落ち着いているときはセロトニン。愛情を感じるときはオキトシンなどです。
特にストレスを感じいらいらしている方は、セロトニンが少ない傾向があります。幸せホルモンとも言われているセロトニン。
セロトニンの分泌が少ないと、ストレスが来た時にすぐにイライラしやすくなってしまいます。
いらいらした状態に振り回されない一つの感覚
いらいらさせてしまう要因はほかにも様々ありますが、する事はシンプルです。たった一つだけ。それはグラウンディング。
どんな解消法、健康法、養生法をしても、グラウンディングにつながらなければ、その場限りで根治はしません。
地に足が付いて重心が下がった状態です。これが大切なのです。
重心は重い心と書きますが、体の重心が下がれば、こころの重心が必ず下がります。重りが下にどっしりとあるので、安定した状態です。
からだの重心が下がるというのは、体の力みが取れた状態でもあります。肩の力が抜け、筋肉が緩んだ状態。
そうすると、血液の循環もよくなり、酸素が全身に行き渡ります。肺の動きもよくなり、呼吸も落ち着いていきます。自律神経も安定していきます。
呼吸が落ち着き、リズムよく呼吸をしていると、セロトニンも分泌されていきます。
そうすると、気持ちにも余裕が出ていき、視野が広くなっていきます。目に見える視野だけではなく、こころの視野も。
それがグラウンディングをした状態となっていきます。
お手軽にグラウンディングの感覚を体感する方法
ひざから下、ふくはらぎをパンパンとたたくだけ。これをしてからスッと立ってみましょう。地に足が付く感じがありませんか?
どんな感覚かまずは試してみてください。
怒る事が減り、器が大きい人になる。自他を許すことができ、心穏やかに
このストレス社会の現代では、本当に地に足が付かない方が増えています。ちょっとしことで振り回され、いらいらしていく。
それだけではなく、身体や心の不調に続き、病となっていきます。
ストレスをケアして癒されることは大切。でも、根本的に癒されていくのならば、ストレスがあってもニコニコと笑顔で過ごせる振り回されないグラウンディングが大切となります。
心とからだは日々の積み重ね。大切に育ててあげてください(^^♪
具体的なグラウンディングの感覚を感じたいときは、こちらからしてあげましょう↓
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読んで頂きありがとうございました!
今日も一日素晴らしい日になりますように☆