今日もクレームの多いお客さんに対応しなくては、胃がきりきりする。そんな時に体の中で特に2つのバランスが崩れてしまいます。
酸素の供給と体温のバランスです。

ストレスを感じると心と身体に不調が生まれる

病気の9割はストレスからくると言われています。特に日々の生活や仕事に追われている方は時にそうでしょう。

ストレスを感じた時、胃がきりきりするだけではなく、歯ぎしりなども体には様々な反応が出てきます。

故人である、免疫学の権威であった阿保徹先生は、ストレスを感じたことにより低酸素と低体温になり、免疫量が低下し、病になるとお話をされていました。


人が病気になるたった2つの原因 低酸素・低体温の体質を変えて健康長寿!(阿保徹)

ストレスを感じると、交感神経が過剰になり、からだに力が入り、緊張していきます。

筋肉が硬くなり、筋膜が癒着をして気・血・水の循環が悪くなっていきます。
気・血・水が栄養・酸素・熱(体温)を運んでいますから、循環が悪くなると低酸素・低体温状態になってしまいます。

簡単に言えば、酸素が足らなくて、体温が低いということ。その状態を解消していくことが重要です。

低酸素と低体温状態を解消するにはミトコンドリア系の活性化させること

人は主に2つのエンジンを積んで活動しています。解糖系とミトコンドリア系です。

  • 解糖系
    低体温で働き、瞬発力があります。スタミナがないため疲れやすいです。食べ物から取り入れたブドウ糖を原料にエネルギーをつくります。
  • ミトコンドリア系
    37℃以上の快適な温度で活発に働きます。スタミナがあるため疲れにくい。糖だけではなく、脂肪、たんぱく質、紫外線や野菜に含まれるカリウムなど様々なものから、解糖系の約18倍のエネルギー(ATP)を生成します。

子供時代は解糖系のエネルギーが使われています。元気では走り回れるけど、じっとはしていられませんよね。それは瞬発力がある解糖系だから。

大人になるにつれて、ミトコンドリア系にシフトしていきます。元気に走り回れないけど、じっとしていられる持続力があります。落ち着くのある感じです。

ひとは、この2つのエネルギーを切り替えながら生活しています。

いざっというときや頑張るときは瞬発力のある解糖系。普段の健康増進や生活ではミトコンドリア系。

でも、現代はストレスがとても多い世の中。疲れ、悩み、体が冷えている、生活習慣の乱れなど心とからだにストレスがかかり、解糖系ばかりに偏りすぎています。

そのために、意識的にミトコンドリア系を活発にさせる事をしてバランスをとる事が必要な世の中になっています。

ミトコンドリア系を活性化させる生活の仕方

ストレスを感じているということに気が付くこと

あなた自身がストレスを感じた時、何に対して、怒りを感じいらいらしているのか?今の状態に気が付くことが大切です。ストレスを感じても気が付いていない方が多いのです。
そこから自分自身の感情に気が付いていきます。

「私の意見を押し付ける気持ちがあったな」
「相手のことを受け入れいない気持ちがあったな」
「私は、正しい悪いでジャッジをしていたな」

変えようとする必要はありません。気が付くことで変化していきます。

いいかげんにすること

頑張らないこと。頑張るとは頑なに張ると書きますが、体に力が入り、筋肉を緊張させて、解糖系のエネルギーばかりを使ってしまいます。
いい加減にすること。いい塩梅で。

「あれもいいよ」
「それもいいね」
「失敗もいいね」

いいかげんになるというのは、肯定的な意識が拡大した状態になります。

ゆったりとできる運動をすること

ミトコンドリア系のエネルギーはゆったりと呼吸を入れた動作をするときに活用されていきます。

気功や太極拳のようなゆったりとした動作をすることで、気が動き、酸素が全身いきわたり、ミトコンドリアが活性化していきます。

呼吸が深くなるようにすること

ミトコンドリアは酸素をエネルギー源として活動していきます。その酸素を充分に取り込んでいかないと、ミトコンドリア系のエネルギーが活性化しません。

ストレスを感じているときは、呼吸が浅くなっているとき。浅いと感じた時は、「はぁ~」という感じでしっかりと吐くことから始めていきましょう。

冷えないような生活をしていくこと

日本人の生活はとにかく体が冷えていく生活が多いです。糖質の多い食生活、添加物や加工食品、大量に飲む薬、冬でも氷水、会社のストレス、職場のストレス、家のストレスなど、、

すべて、体が冷えていく生活です。温める生活をしていくことでバランスが取れていきます。

ただ、外側から温めるのではなく、内側から温めていくこと。胃腸を冷やさないようにし、血液の循環を良くすることが重要となります。

心と身体をリラックス、調える時間をつくること

胃がきりきりする。些細なことかもしれません。でも、それは体からの声。ストレスを感じてたまっている状態。

その声をしっかりと聞いてあげてみてください。

そこまで頑張ってくれたことに「ごめんなさい」といってあげて、「偉いね」「ありがとう」などほめて感謝をしてあげましょう。

きっとからだも喜んでくれます。

心とからだは日々の小さな積み重ね。その積み重ねを大切にしていきましょう。

からだが喜ぶことをしたい方はこちらからしてあげましょう↓

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読んで頂きありがとうございました。

今日も一日素晴らしい日になりますように☆

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