嫌な上司がいて、イライラしながら仕事をしている。

自分の思う通りに事が進まないと、イライラしてくる。

人の失敗が気になり、怒ってばかりいる。

何もしていないけど、とにかくイライラする。

 

とにかくいつもイライラしている!

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現代社会はストレス社会と言われています。
特にOLの方やサラリーマンなどストレスに悩まされ
それが要因で体調を崩す方も数多くいます。

 

世界的な免疫学者で
新潟大学院教授の安保徹先生が言うには

病気の約9割がストレスが原因と仰っています。

 

◯身体的ストレス

姿勢の崩れ、骨盤の歪み、身体に負荷のかかる動作、疲れなど

精神的ストレス

怒り、悲しみ、喜び、驚き、恐怖、憂いなど感情の過不足、否定的な思いなど

◯社会的ストレス

会社ので上下関係、家庭内環境、友人関係、社会制度など

環境的ストレス

急激な温度差、気圧の変化、外気、部屋の空気、アンバランスな食事など

◯科学的ストレス

添加物、電磁波、加工食品、薬、遺伝子組み換え食品など

 

様々なストレスがある世の中ですので
ストレスをコントロールしていくことが大切となります。

 

ではどのようにストレスをコントロールしていくのか?

ポイントは7つです。

①姿勢を整える

②呼吸を整える

③睡眠を変える

④腸内環境を整える

⑤日光を浴びる

⑥散歩(リズム運動)

⑦瞑想

 

姿勢を整える

姿勢が崩れるとイライラいしやすくなったり、
落ち込みやすくなったりします。

一番の要因としては自律神経が関係していきます。
自律神経は精神活動、体温調節、内臓の働きをコントロールしています。

自律神経は背骨の中を通っていますが、
姿勢が崩れると、背骨で自律神経を圧迫してバランスを崩しやすくしていきます

また、気血水(気、血液、リンパ等)の循環を悪くなると、
栄養や酸素等が運ばれなくなるので酸欠のようになります。

そうすると身体に痛みがでたり、
脳に酸素がいかないと落ち着きが無くなり、
イライラしやすくなります。

姿勢は仕事、スポーツ、健康、美容など全ての基本です。

まずは姿勢を整えることが原則となります。

 

呼吸を整える

姿勢の欄でも少し触れましたが、
呼吸が浅いと、酸欠になりイライラしやすくなります。
呼吸は肺が動くことで呼吸しますが、肺(内蔵)は自律神経と関係していきます。

呼吸が乱れると自律神経の働きも乱れやすくなり、精神が不安定になりやすくなります。

呼吸が浅いとイライラしやすい、落ち込みやすい、驚きやすいなります。
呼吸が深いと気持ちが落ち着き、怒ることが減り、度胸もつきやすくなります。

内臓の中で唯一自分の意志でコントロールできるのが肺です。

呼吸が浅い方は、深い呼吸を意図的に入れて上げて、習慣にしてあげるとよいでしょう。

 

深い睡眠をとる

人生の約4分の1は眠っています。
睡眠は身体の疲れを取るだけはなく、心のストレスを取るために睡眠をとっています

睡眠の役割は身体の疲れを取る、脳の記憶の整理、
心のストレスの除去、ホルモンの分泌などがあります。

夢を見るのは、溜まったストレスを除去するために見ていると言われています。

ですが、睡眠が浅いと、この睡眠の役割が充分に働かず、
イライラしやすい、やる気が出ない、だるい、太りやすくなったりします。
規則正しく深い睡眠をとっていくことが重要となります。

規則正しく、深い睡眠を取る秘訣は

就寝時間ではなく、起床時間を揃える(誤差1時間前後)

◯起きたらすぐに光を浴びる!

◯昼寝をする場合は起床後から6〜8時間の間!

◯起床から11時間後は眠らない!

◯お風呂は就寝1時間前!

◯寝るとき起きたい時間を唱える!

 

こんな感じで過ごすと、体内リズムが整い、バランスが良くなっていきます。

 

腸内環境を整える

腸には消化、吸収、排出以外をするだけではなく、免疫や精神にも影響を与えていきます。

精神に影響を与えていくのは、腸からセロトニンというホルモンが出てくるからです。

セロトニンは幸せホルモンとも言われていますが、
このホルモンがあることで気持ちが落ち着いたり、幸せな気持ちになります。

セロトニンは脳から出るよく言われますが、
脳から出るのは全体の数%で、残りは腸からでてきます。

腸内環境が悪いとこのホルモンが上手く出てきません。
腸内環境を整えていくことが、精神の働きも整えてくれます。

腸内環境を整えていくには
発酵食品などを取るなどして整えていきましょう。

太陽の光を浴びる

生理学的には、太陽の光を浴びることでビタミンDを生成しています。
紫外線がコレストロールを変化させて形成しています。

ビタミンDが有ることでカルシウムを吸収でき、
カルシウムが有ることで、脳神経の興奮を抑えます。
その結果、イライラが収まることがあります。

また、脳内にある、セロトニンを増幅させ、気持ちを穏やかにしてくれます。

全ての生物は
太陽のエネルギーを直接的、間接的に吸収する
ことで生きているとも言われています。

光合成をした、野菜や果物を食べることで、太陽のエネルギーを吸収して活動しています。

理論としては色々とありますが、日光浴をすると心地よいと感じる方が大多数かと思います。
日頃からイライラしやすい方は一日15分くらいは日光浴をしてはいかがでしょうか?

日中は日差しが強いので、朝方に散歩でもしながら浴びてみましょう。

 

散歩をする(リズム運動)

日光浴だけでもよいですが、散歩をしながら浴びてあげるとよりよいです。
歩いて身体を動かすと、気血水の循環が良くなり、気持ちも爽やかになりやすいです。

ゆったりと景色を見ながら歩いてもいいですが、
同じリズムで足を動かして歩いてあげるとなお良いです。

セロトニンは日光を浴びたり、腸内環境を整えるだけではなく、
同じ動作を同じリズムで行ってもでてきます。

イライラしている時に、
歯をカチカチしたり、貧乏揺すりをしたりしているのは
身体が自然と気持ちを落ち着けるために、
リズム運動をしてセロトニンが出るのを促しているという側面があります。

 

意図的にリズム運動を繰り返した動作をすることで、
セロトニンを促してあげ、イライラを抑えてあげます。

歩くことでも良いですし、下記の動画にあるような動作でもよろしいです。
ひねりのスワイショウという気功法で、一般的な体操でも良くする動作です。


日頃からイライラしやすい方は毎日5分間続けてあげると、気持ちも穏やかになりやすくなります。

イライラしやすい方は同じ動作を繰り返すことがあまり得意ではない方も多いので、
5分でも穏やかにできるようになると、イライラが解消し、集中力も上がっていくことでしょう。

 

瞑想

昨今、グーグルやインテルなどでも研修に瞑想が取り入れられたりしています。
瞑想を行うことでクリエイティブな発想が生まれやすくなるからです。

やり方、目的によっても違いますが、瞑想は脳の働きが良くなることが多いです。
一般的に言われていることは、目をつぶり、穏やかに呼吸をしていると、身体の緊張が抜けます。

副交感神経が優位になり、リラックスできます。
血液の循環も良くなり、血圧が自然と下がりやすく、穏やかな気持ちになっていきます。
免疫も上がりやすくなります。

 

静かに自分の呼吸や姿勢を観つめて行うことで、
自分自身を客観的に観る力が養われていき、余計なことに気を取られなくなります。

 

このような理由から、
瞑想を取り入れるところが多いですが、これは瞑想の入り口の部分でしかありません。

初歩的なやり方としてはどんな姿勢でも良いので、
目を閉じ、自分の呼吸の動きを眺めてあげると良いでしょう。

眺めるというのは、
身体がどうなっているのか観察しようとしたり、探ろうとするのではなく、
ぼんやりと俯瞰をするように呼吸を眺めていきます。
意識しているようで意識していない状態が良いです。

呼吸を意識しすぎてしまうと、そこに「気」を取られ、質が下がります。

この俯瞰するように観ていくことが自然になると、
日常生活でのあなた自身を客観的に観る力がついていきます。

 

これは、瞑想の入り口でしかありません。目的により、瞑想のやり方も変化していきます。

 

 

様々な運動法がありますが、一番動きのあるものが瞑想です。
動きというのは外側の動きではなく、内側の動きです。
気が一番動くのが瞑想です。

瞑想がちゃんとできているかどうかは中がどのくらい動いてるか、
で変わっていきます。

中も外も動いていない状態が寝ている状態です。

瞑想が深まると、意識が変革していきます。

 

もし、意識が変革すると
どんな物事も肯定的に受け入れる力、客観力、自己管理能力、やる気、元気など
あなた自身のパフォーマンスが向上していくことでしょう。

 

考え方を変えてイライラしない状態をつくることも大事ですが、

身体も変化させるように行うことで、イライラが生まれない状況を作りやすくなります。

 

心と身体は一つです。

 

一緒に整えていくことが重要であり、
イライラしない心をつくる秘訣でもあります。

 

イライラしない心をつくる7の秘訣

①姿勢を整える

②呼吸を整える

③睡眠を変える

④腸内環境を整える

⑤日光を浴びる

⑥散歩(リズム運動)

⑦瞑想

 

次回からより詳しく、
お伝えしていきます。

実践していく方法をより詳しく知りたい方はメッセージをして頂くか、レッスンにてお尋ねください。

 

瞑想するにしても基本的にはこちらから調えていきましょう。

http://kinokatachi.com/shiseimerumaga2016/

読んで頂き、ありがとうございました。

 

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