歯を食いしばっている。寝ているときも起きているときも気が付いたら。。。
それは癖だけではなく、ストレスが溜まっている一つのサインでもあります。
楽になるためには、緩んだ状態をつくる必要があります。

からだはストレスを感じると緊張させる癖が生まれる

歯を食いしばるという状態は、顎に力入れている状態です。その状態を解消しないと、ストレスは解消されません。イライラ、疲れ、だるさを引き起こしていきます。

なぜならば、筋肉が緊張し、筋膜が癒着を引き起こしていくからです。

その状態が続くと、栄養・酸素・熱を運んでいる気・血・水が巡らず、不調につながっていきます。歯を食いしばることで、出てくる症状は、、、

  • 頭痛
  • 肩こり
  • 目の疲れ
  • イライラする
  • 咀嚼場悪くなり、消化不良や便秘
  • 腰の痛み

など、様々な症状につながっていきます。歯を食いしばるからストレスが溜まるのか、ストレスが溜まるから歯を食いしばるかは厳密ではありませんが、日常的にしていると悪循環に陥ります。

歯を食いしばり続けると、様々な不調に繋がるサイン

歯を食いしばらないように力が抜け、緩んでいくことが大事です。

歯を食いしばって緊張したアゴの筋肉を緩める方法

一度、緊張してしまった筋肉は固くなると力を抜いていくことあは難しいです。まずは緊張している筋肉を緩めてあげましょう。

緩める箇所は2つ。
咀嚼筋(咬筋、側頭筋、外側翼突筋、内側翼突筋)と、首肩回り(僧帽筋、斜角筋、胸鎖乳突筋など)を緩めることです。

歯を食いしばるからといって咀嚼筋ばかりを緩めていてはいけません。連動している首肩回りも緩めることが大切です。

からだは末端(頭)から末端(足先)まで連動していると認識してよいです。

それは、対処ばかりをするのではなく、根治を目指していくためだからです。

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[クリニカルマッサージ改訂版 ひと目でわかる筋解剖学と触診・治療の基本テクニック [ ジェイムズ・H.クレイ \より]

直接緩める方法もありますが、耳を引くほうがお手軽ですので、そちらをご紹介します。耳を動かすことで咀嚼筋が引かれて緩むからです。

耳を引いて咀嚼筋をお手軽に緩める方法

お手軽にできる方法としては、耳を上下に引いてあげるとよいでしょう。

  1. 耳の一番上の辺りをつまみ、ゆっくりと上に引っ張る。
  2. 3~5秒停止
  3. 耳たぶの辺りつまみ、ゆっくりと下に引っ張る
  4. 3~5秒停止
  5. 繰り返す
  6. 終わった後が大事!ジーンとする感覚を味わう

耳を引く

続いて、首肩回りも緩めていきましょう。

首肩回りをお手軽に緩める方法

直接は揉まないほうが良いです。首肩回りが緊張して、とても固くなっている方がいるので、適当に揉むと筋繊維を破壊し、揉み返しが起き余計に固くなるケースが多々あります。

そうならないためにも手の甲を刺激していきましょう。首肩コリの反応が出やすく、緩めると首肩回りの動きがよくなります。

  1. 手の甲の骨の際のあたりや間を押したり、しごく。(イメージはマグロの中落ちのような感じ)痛みがあったり、気持ちの良い場所があれば重点的に。
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  2. 拳をつくり、手の甲全体を擦る。老廃物が溜まっていると赤くなったりします。
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手の甲をほぐすと肩回りが動きやすくなるより

さらに、こんなのも氣が流れOKです。

  1. 左(右)手を肩の骨の際(肩甲骨)に置き、圧を入れる。
  2. 頭を左(右)に倒す。
  3. 右(左)手中指を遠くへ伸ばしながら腕を回していく。

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ほぐし、動かしていくとよいでしょう。

からだは部分的に観るのではなく、全体のつながりと捉え、調えていくことが重要となります。

でも、ここまでは対処療法です。根治してく為には次の3つのステップを踏んでいきましょう。

歯を食いしばってしまうストレスを排除する3つのステップ

  1. 気がつくこと
    これは、すべての症状や病気を改善していくうえで必要なことです。たとえガンであっても。
    今の状態に気が付くこと。それは、心、からだ、意識において。「私は歯をくいしばっていたのだな。」「私はストレスを感じているのだな」「あの人を許せないのは、私にもわがままな気持ちがあったのだな」など、今の状態に俯瞰をするように気が付く。気がつく。それは一つ進んだ瞬間。
    それが、出来る事でストレスへの耐性が全く変わっていきます。
  2. 顎の位置
    顎の位置がストレスに影響します。それは、顎の位置により、脳へ供給される栄養や酸素の量が変化していくからです。
    頭の重さはボーリングの玉くらいあります。あごが前に出て、猫背の姿勢は首肩を緊張させ、循環を悪くしていきます。そのためにイライラや集中力・注意力の欠落につながっていくのです。
    さらに、背骨が歪んているため自律神経の乱れで精神に影響していきます。
    顎を引き、後頭部を伸ばすようにして、顎の位置を正しましょう。
    ストレスを楽にし、精神を安定させいます。脳へ栄養や酸素が運ばれ、自律神経が整うからです。

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  1. 笑顔をつくること
    そもそも顎に力が入っているのは、笑顔になる事が少ない。とも言えます。歯をぐっと力入れて笑顔になるのは難しいですよね。
    意識的に口角を上げて微笑みを浮かべてみてください。あごの力が抜けます。試しに首を回すとよく回ります。でも歯を食いしばると回りません。
    からだの構造的に笑顔はからだを緩ませるものです。だから笑顔になると、こころも緩んでいくのです。心とからだは2つで1つです。

不調が楽になっていくだけではなく、溜め込まない生活になる

心とからだは日常生活の積み重ね。ストレスが溜まっているという一つのサインで、歯を食いしばるという行為をしています。

イメージしてください。そのまま、1年、5年、10年後とその生活を繰り返した時、心とからだはどのようになっているのか?

それとも、今からケアをしてく緩んだ時1年、5年、10年後とどんな生活をしてくのか?きっと良い自然体でよい笑顔で過ごす日々が増えていくことでしょう。

急には変わりません。でも、すれば確実に変わります。人は習慣の生き物。日々の小さな積み重ねを大切にしていきましょう(^^)/

具体的な心とからだの緩め方はこちらを参考にしてみてください。

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読んで頂きありがとうございました(^^)

今日も一日素晴らしい日になりますように☆

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