寝ているときにふくらはぎがつる、朝起きた時にふくらはぎがつる、ちょっと体を動かしたときにふくらはぎがつるなど、「こむら返り」という症状が起きる方は承山穴というツボ周りをほぐすことを大切です。
今回のポイント
ふくらはぎがつる原因と楽にしていくつぼである承山穴をほぐすやり方をご紹介です。日常的にほぐしていくことで、ふくらはぎがつらない状態になります。
目次
ふくらはぎがつる3つの原因
よく言われているのがミネラル不足。単純に栄養が足らないから。アルコールの飲みすぎも、アルコールを分解をするのに、水分やミネラルが使われて、脱水を引き起こし、足がつりやすくなっていきます。
日常的にふくらはぎがつりやすい方は、動きすぎ、動かなすぎ、動きの偏りから起きます。
運動のし過ぎでふくらはぎがつる
サッカーやスポーツの試合をみていると、選手が足がつるのを見たことはありませんか?単純に筋肉の使い過ぎで足がつります。
栄養や酸素を使いすぎで、活性酸素もたまり、ミネラル不足を引き起こし、筋肉も緊張させ循環を悪くしていきます。そのため、あしがつります。
動かなすぎでふくらはぎがつる
日ごろから体を動かさない方も足がつりやすいです。この体を動かさないというのは、運動をしないという意味ではなく、日常動作としての動きです。
椅子に座ってばかり、同じ姿勢でいる、あまり歩かないなど日常動作が動きがすくないと、釣りやすくなります。
よく冷えていると足がつりやすくなりますが、冷えといるのは血液が循環をしていない状態。
日常の中での動きが少ない方は、循環が悪くなりがち。その結果、冷えを引き起こし足がつりやすい状況をつくっていきます。高齢者が足がつりやすいのは、日常の中で動きが減ってきたからともいえるでしょう。
動きの偏りによりふくらはぎがつる
胴体が動いていない、太ももばかりを使いすぎて緊張している、肩甲骨が動いていないなどが起きると、循環が悪いためにふくらはぎがつりやすい状況ができてきます。身体全体が使われずに、部分で利用して偏りがあるという状態です。
例えば、もも上げのように足を上げようとする動作。解剖学的には、腸腰筋という筋肉を活用しますが、多くの方は癖で腸腰筋は使わずに、太ももやふくらはぎが緊張をしてあげているパターンが多いです。
そうすると、無理に力が入り、あしの筋肉に緊張が起き、循環を悪くしていきます。その結果、足がつりやすくなっていきます。
ふくらはぎがつらないようにしていくためには?
ふくらはぎがつらないようにしていくために、基本的には3つ。ふくらはぎが緊張をしていないこと。循環がよいこと。ミネラルが補充をされていることです。
ふくらはぎの緊張を緩める承山穴
ふくらはぎ周りの緊張を緩めるツボとして、承山穴がおすすめです。
アキレス腱をふくらはぎの方へなで挙げていくと、少しへこみがあります。その部分が承山穴です。アキレス腱とふくらはぎのちょうど境目のあたりです。
承山穴の部位
- 取穴部位:腓腹筋内側頭と外側頭の筋溝下端、アキレス腱の上方から腓腹筋の間を圧上して、指の止まるところに取る
- 効能:下肢痛のこむら返り、痔疾、便秘、脚気、鼻血、てんかん、疝気、腹痛などにおすすめ
承山穴の名前の由来
承は両手を上にかかげて物を支える状態で受けることを意味する。下腿で体を支える作用が最も強い。下腿の腓腹筋の大きな内外筋腹の分かれる所にあり、その突起が山野のように見えることから名付けられた。筋は腓腹筋、ヒラメ筋のことである。
承山穴のほぐし方
- 押すときは、両手親指を重ね、承山穴に対して、垂直になるようにまっすぐ通していきましょう。
- 5秒かけて押し、5秒間押したまま。5秒かけて戻します。
- 5~10回くらい行ったら、足を伸ばして、変化を感じます。(循環を感じる)
実際に行うときは、承山穴だけではなく、ふくらはぎ全体をゆったりとほぐしていただいてもだOKです。
ほぐす際の注意点として、あまりぐりぐりやっているともみかえしになる場合がありますので、ゆったりと呼吸を入れながら行いましょう。
ふくらはぎがほぐれてくることで、緊張が取れ、循環がよくなります。さらにミネラルを摂取をしていくことで、日常的にふくらはぎがつることは減ってくることでしょう。さらにふくらはぎだけではなく、足全体の緊張をほぐしていくとさらに効果的です 。
即効性を求めるのではなく、三か月くらいかけて、整えていくつもりで行いましょう。それは人の体が約90日で細胞がすべて入れ替わるからです。
ふくらはぎがつらない状態が普通の状態になっていくために、日々行うことが大切なのです。
ふくらはぎの緊張が取れることで、、、
ふくらはぎがつるのは、ほかにも神経系統の異常もありますが、基本的には、日々の積み重ねの中で起きてくる症状です。
足がつるととても痛いですが、それは今の体の状態を教えてくれています。
なんでこんな痛みが起きるんだ!という風に、痛みを拒絶をすると、脳はそれを記憶し、さらに痛くなる傾向があります。
でも、ご自身のできる範囲で、受け入れていくことで、痛みを含め体は変化をしていきます。
ふくらはぎがつってしまった時は、いつも付き合ってくれているふくらはぎに感謝を述べながら、承山穴あたりをほぐしてあげましょう~
きっと、体は喜び、好転をしていくかと思います。
是非、実践をしてみてくださいませ。
読んでいただきありがとうございました!