特に病気の診断をされているわけではないけど、なんとなく息が苦しい。私も小さいころから小児喘息があり、息ができないしんどさはよく理解できます。
でも、喘息でもなく、肺の病でもなく、検査を受けて何も問題なければある「一つ」のことが主な原因といます。
それは、、、
「力が入っていること」
心や体の緊張状態が続いている状態を解消していく必要があります、
力が入り、体が緊張しているから息苦しさを生んでいくのです。
目次
・なぜ力が入り、緊張して息苦しい?
主に3つの要因に分かれていきます。肉体、精神、環境的なストレスから来ています。
〇肉体的要因
呼吸が浅くなっているときは、胸、背中の筋肉が緊張しています。猫背で背中が丸くなっている方は注意が必要です。
筋肉を緊張させているというのは、筋肉を収縮した状態。つまり力を入れている状態です。
筋肉がぎゅっとしまっていると、血管が圧迫され循環が悪くなっていきます。そうすると、全身に栄養、酸素、熱が運ばれずに疲れやすくなっていきます。さらに、首肩こりなどの症状も出やすくなります。
息を吸ったときに通る、気管も同じです。空気の通り道がなくなるのです。姿勢が悪く、筋肉が緊張していると、呼吸をしても空気が通りにくくなり、浅くなっていくのです。
そのためにまた力が入り、より空気通らなくなる。。。
それを繰り返し、悪循環になってしまいます。
〇精神的要因
多くのトラブルは人間関係から起きてきます。現代社会で暮らしていると大なり小なり、ストレスを受けています。
精神的なストレスは、精神にだけに影響するのではなく、肉体にもかならず影響していきます。
もちろん、逆もあります。心と体は別々に影響するのではなく、セットで影響すると考えていいでしょう。
切っても切り離せない関係です。
主な傾向として、何かストレスを受けているとき体は身を守るためにも無意識に力を入れています。
何かに襲われたとき、驚かされた時など、ついつい身を丸くして守ることが一般的です。
ドッキリ番組を見ても、びっくりした人は小さく丸くなろうとしますよね?
びっくりした時に、両手を万歳して身を大きく見せる方はいないでしょう。
もしかしたらいるかもしれませんが、見たことはありません。
ストレスを受け、力が入り続けると、交感神経が優位になりすぎ、バランスを崩してしまいます。
その結果、呼吸が浅くなっていくのです。
〇環境的要因
一番大きい影響は自然災害。地震、台風など、普段とは違う出来事は多大なストレスを受けていきます。
身近なものでいえば、満員電車。あれもなかなかのストレスです。色々なにおいがして、圧迫されて、空気が悪い。
慣れてくると平気なような感じはします。でも実際はストレスを感じていることをわからないようにしているだけ。
鈍感にして無意識のうちに身を守っているのです。
ストレスに気が付いていないだけで知らない間にたまっていきます。
そういったものも呼吸を浅くしていく原因です。
イライラもしやすいです。電車はいらいらしている方が多い印象で、トラブルも見かけます。
ストレスを感じ、呼吸が浅くなることで、イライラを感じてしまうのでしょう。
〇そのまま力が入りすぎていると?
体が力が入り、緊張した状態が続くと、、、
眠気、疲れ、イライラ、首コリ、肩こり、頭痛、腰痛、ひざ痛、冷えなど、慢性的な症状が出やすくなります。
様々な症状は気づきです。
今の状態を、症状として教えてくれています。
ここでケアをしていけば、割と元気に過ごしていくことができます。
でも、怠ると、、、
病気につながり、より心と体が不安定になっています。
何事も、早めの改善が大事。
でも、わかっていてもしないのが大多数です。
ついつい、
面倒なことは後回し。
いきなりすべてを変えようとするのではなく、日常の習慣が変わるように、すこしずつ行っていきましょう!
〇何で解消していく?
いますぐに解消できる部分は肉体です。まずは体の状態から解消していくようにしましょう。
そうすると、精神や環境にも変化を及ぼすことがあります。長くなるので、ここではその説明は省きます。
呼吸が浅いとき、一番力が入る場所は肩です。肩の力を抜く必要が出てきます。
今、あなたの肩の状態はどのような感じですか?
感じれる人はいいかもしれませんが、感じれないときはこんな感じでチェックしてみましょう!
1 あごの位置
あごが前に出て、猫背になっていませんか?猫背だとそもそも力がを抜くとはできません。抜けているようでも、一部分に負担をかけているだけ。
背中側が緊張し、胸やお腹が緩みすぎた状態です。これでは肩の力が抜けません。参考動画こちら↓
2 腰の位置
反り腰になっている。またはおなかが前に出ているような姿勢。これも肩の力が抜けません。
女性に多い反り腰は腰や背中を緊張させている状態。自然と方にも肩にも力が入り、肩幅も広くなりがちです。
お腹が前に出てているような姿勢は、猫背になりがちです。重力もあるので、放っておくと、身長が縮んでいきます。参考動画はこちら↓
3 物を持つとき、親指と人差し指ばかりを活用している
これはほとんどの人がそうです。手を使う動作で、親指と人差し指ばかりに力を入れてしまっています。薬指と小指側を活用している頻度が少ないのです。
親指と人差し指側は、上腕二頭筋(力こぶのところ)、肩や胸のほうへと繋がっています。
薬指と小指側は、上腕三頭筋(二の腕)から、背中のほうへと繋がっていきます。
体の構造的にも、気の流れ的にも、指は体幹につながります。
動きの癖で、親指と人差し指ばかりを活用していると、肩と胸のほうが緊張しがちです。
動きの偏りで、肩や胸に力が入り、呼吸が浅くなるのです。
わかりにくい方は、親指と人差し指で輪っかをつくり、力を入れてみてください。どこに力が入っている感じがありますか?
また、親指と小指で力を入れるとどこに力が入りますか?
その違いを感じてみてください。
細かく言うと、もっとたくさんあるのですが、まずはこの3つを確認していきましょう。
この3つを修正していくことで、肩の力が抜け、呼吸が深い状態で出来てくるでしょう。
〇どうなる?
息苦しさが生まれる要因は様々です。大切なことは、日々の生活の中で整えていくこと。
緩めるための運動をする。姿勢を整える。コミュニケーション。環境を整える。。。
いっぺんにしていく必要はありません。
「1日の中で、ちょっとだけする」
まずは、身近にできることから始めていきましょう。
緩めるための運動や姿勢を整えていく。
当たり前の事と思いながら、おろそかにしがちです。特別なことよりも、どれだけ、当たり前のことを積み重ねることができるのか?
それは、息苦しさを解消することにつながるだけではありません。
きっと、あなたの人生を豊かにしてくれるでしょう。
具体的な緩めるための動作や呼吸を楽な状態をつくる姿勢の整え方はこちらをご覧ください。
http://kinokatachi.com/shiseimerumaga2016/
読んでいただきありがとうございました!
今日も一日、素晴らしい日になりますように☆
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