あなたは人の一生のうちする心拍数の数をご存知ですか?
人は一生の内に約23億回の心拍数が行われ、どの生物も大体決まっていると言われています。
それが真実かどうかはわかりませんが、傾向としては心拍数が早い動物は寿命が短命な動物が多いです。
心臓の消費エネルギー量は大体決まっていて、脈拍が早いと劣化が進み寿命が短くなると言われています。
例えば、
ゾウは体重5トン、約30拍/分、寿命80~100年。ねずみは体重25グラム、約600拍/分、寿命2~3年。
大きい動物ほど、心拍数がゆっくりで寿命が長く、小さい動物ほど心拍数が早く、寿命が短い傾向があります。
米国で行われている長寿者の研究で、75歳以上生きた人は75歳未満で亡くなった人に比べ、血圧が若干低めで、心拍数が平均すると毎分約12拍少なかったというデータもあります。
また、心拍数が早い方は、病気などの回復も遅い傾向があるようです。
一概にこれがすべてとは言えませんが、心拍数がゆったりとしている方が、無駄なエネルギー消費が抑えられ、寿命が延びる傾向があります。
では、心拍数を落ち着かせるにはどうするのか?
その方法のひとつは呼吸を整えることにあります。
呼吸と心拍数は相関関係にあります。呼吸が乱れると、心拍数も上昇し、呼吸が整うことで心拍数が減っていきます。
通常は1分間に平均18回の呼吸をしていますが、1呼吸、1呼吸が深くなってくると心拍数も落ち着いてきます。
呼吸の回数が多いとその分、労力を使いエネルギーを消費しやすくなります。
深い呼吸ができるようになり、自律神経が整い、一度の呼吸でより多くの酸素を取り込めることができ呼吸の回数が減ります。
労力が減り、無駄なエネルギー消費が減ります。
その結果、心拍数も落ち着き、長生きにも繋がっていきます。
今のあなたの呼吸はどのような状態ですか?
もし浅いと感じるようでしたら、大きく深呼吸をして呼吸を味わってみてはいかがでしょうか?
きっとからだも喜んでくれるのではないかと思います。
読んで頂き、ありがとうございました。