大勢のまえで立つと心臓がバクバク。顔が赤面。私もそうでした。ですが、大勢で話を始める前に3つのことをすると、気持ちが穏やかで安定して話せます。そのカギは、足の裏にあります。話をする前、または話しているときに緊張した時にするとよいことです。

そもそも緊張してしまうのは、呼吸が浅くなり重心が上がっているせい

緊張をしているときは、必ずと言っていいほど、呼吸が浅くなっています。酸素が足らないのです。息を止めて体を動かし続けることはできませんよね?呼吸が浅くなり、酸素が足らないために、身体がに緊張が生まれていきます。心拍数も上がり、血圧が上がった状態です。この状態では落ち着くことはできません。

また、身体の重心も上がってしまいます。横から押すとわかりますが、緊張している方は、不安定でバランスが悪くなっています。それは、重心が上がった状態です。

大勢の前で話をするときに緊張をしやすい方は、日常的に呼吸が浅くなり、重心が上がっている傾向になります。

呼吸が深くなり、重心が下がる事で緊張しないようになる

酸素が全身にくまなく回るように呼吸が深くなっていること。それが、緊張しない状態をつくる上では非常に重要となっていきます。

呼吸は、自律神経とつながっていきます。それは、呼吸を行う肺(内臓)をコントロールしているのが自律神経だからです。

緊張状態というのは、交感神経過剰の状態。それを、副交感神経優位にして、リラックスできる状態にするために呼吸を深くしていきます。

さらに、身体の重心を下げていきます。押してもどっしりと安定した状態。体の安定と心の安定は連動していきます。

体の安定というのは、ギュッと体を力を入れて固くすることではなく、竹のようにしなやかに根を張ったような状態です。

深い呼吸が出きて、身体の重心が下がり安定していることをイメージしてみて下さい。

大勢の前でもゆったりと話せる感じがしませんか?

呼吸を深くし、重心が下がることが大事です。そのためにお勧めな呼吸法があります。

大勢の前で話をする前にするとよい呼吸法

基本的に3つの流れで行っていきます。足心呼吸というのがありますがその応用です。

どれか一つだけ行っていても、呼吸が深くなり、重心が下がっていきます。

顎の位置を整える事

まず第一に気道の確保です。猫背で背中が丸い。あごが前に出た姿勢が多いのが現代人。スマホばかりをしているというのもありますが丸いです。

その状態では、気道を圧迫して、物理的に呼吸ができません。まずは空気の通り道を確保してあげます。

顎を引いて、後頭部を伸ばしていきましょう。頭の重さを首肩で支えるのではなく、おなかの力で支える位置にしていきます。

日常的に気を付ける事で、これだけでも落ち着いて話ができるようになっていきます。呼吸が自然と深くなるからです。

足の裏を感じる

実際に大勢の前で話をする直前でしたら、これをすると落ち着きやすいです。立っている状態で、見ないで足の裏を感じていきます。

足の指はあるか?しっかりと足がついているか?そういったことを感覚で確かめていきます。

そうすると、重心が下がり安定をしていきます。もし、話をしていて緊張をしてきたら足の裏を感じようとすると落ち着いてきます。(緊張しているときは余裕がない場合もありますが)

静かに苦しくならない程度に呼吸を俯瞰すること

深い呼吸をするのに、無理に長く吸って吐く必要はありません。そのままの状態を静かに感じてあげます。話をする前に1分程するだけも落ち着いてくるでしょう。

吸ったり吐いたりしてるそのままの動きを静かに感じていきます。ただそれだけです。

そうすると、自然と呼吸がゆったりとして深くなっていきます。

応用として

顎を引いて後頭部をのばす、足の裏を感じる、呼吸を俯瞰をする。これは、慣れてきたら3つ同時に行っていきます。人前で話をする前にするとよいでしょう。

    • 顎を引き後頭部を伸ばす
    • 足の裏を感じる
    • 足の裏から息を吸うようなイメージで、下から吸い上げる。
  • 足の裏から息が出ていくようなイメージで体の中身がスーッと落ちていく(姿勢はそのまま)

私も人前に立つのが仕事ですが、緊張しやすいときはこれを1~2分ほど行うだけで落ち着いて安定をして話をすることができます。

緊張する人からリラックスしている人へ

緊張をする人は、性格が問題なのではなく、日常的に緊張型生活を送っていることが一番の原因です。それが、からだに反応が出ているだけです。

力を入れすぎている、食の偏り、姿勢の崩れ、運動不足、思考の偏りなどです。

そうではなく、無駄な力みがなく、整っているリラックス型生活へ切り替わる事で、根本的に大勢の前で緊張をすることはなくなっていくことでしょう。むしろ快感になるかも。

大リーグにいる大谷選手のようにプレッシャーをも楽しめる状態です。

そこまでいかなくても日常的に緊張しない、リラックス型へ切り替わる事が大切です。

そうすると、人前で話をしていても落ち着いて話ができることでしょう。

是非、日ごろから重心と呼吸の深さを大切にしてくださいませ。

読んで頂きありがとうございました。

今日も一日素晴らしい日になりますように☆

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