眠りを深くしていくためには、メラトニン(睡眠ホルモン)をしっかりと分泌する必要があります。(メラトニンの働きについては昨日の記事を参照して下さい)
そして、メラトニンを分泌するためには幸せホルモンといわれている、セロトニンを分泌することが大切です。
メラトニンとセロトニンは正反対のリズムを持っています。セロトニンが増えるとメラトニンは減少し、メラトニンが増えるとセロトニンは減少します。
起きている時にセロトニンをしっかりと分泌させ、メラトニンの分泌できる限り少なくすると、夜中にでるメラトニンの量が増加していきます。
セロトニンの働き
①体温を調整
②神経内の分泌を安定
③平常心をもたらす
④ドーパミンやノルアドレナリンを調整し、集中力、やる気などを引き起こす
セロトニンがしっかりと分泌されると、自律神経が安定しやすくなり、気分もすっきりとしていきます。
セロトニンが少なくなると、心身が不安定になりやすく、うつ病、不眠症などを引き起こしやすくなっていくのです。
セロトニンの分泌を促す方法
〇日光を浴びる
〇トリプトファン(必須アミノ酸)を摂取。セロトニンはトリプトファンから生成されます。これは体内では生成できないので食事から取る必要があります。豆、かつお節、高野豆腐、きなこ、ゴマ、カシューナッツ、マグロ、チーズ、牛レバー、豚ロース、鶏胸肉、などに多く含まれます。
※食事は身土不仁(土地柄と季節にあった食べ物)が基本ですので、トリプトファンだけを取り過ぎないように気をつけましょう。
〇リズム運動。同じ動作を一定のリズムで行うと分泌されていきます。同じリズムで歩く、同じリズムで自転車に乗るなど疲れを感じすぎないようにします。疲れを感じすぎると分泌されづらくなります。
あとはハグをする、泣くなどでも分泌されるそうです。一週間に一回くらいは号泣するといいかもしれません。
まずは起床したらすぐに、部屋のカーテンを開け照明をつけ部屋を明るくして過ごしてみましょう。
読んでいただきありがとうございました。