腕が上げようとすると、痛みがでで、上手く上がらない。。。
一年くらい前から腕が上手く上がらない。。。
そんなご相談をよく頂きます。
四十肩、五十肩となる方はとても多いです。
改善するためにやり方はいろいろとありますが、
運動が苦手でも、身体が固くても、簡単に楽にちょっとした事で変化していきます。
それは、薬指を伸ばしながら、バンザイをすることです。
なぜならば、背中が動いてくるから。
全ての四十肩、五十肩の方に当てはまるわけではありませんが、腕が上がらくなくなるのは、肩に力が入り、背中が活用できていないことが主な原因といえます。
力が入り、体の構造に沿った動きが出来ていないから、肩に負担がかかり、上がらなくなってしまっているのです。
その動きを修正するポイントが、「薬指」なのです。
目次
四十肩、五十肩の原因は?
一般的には「肩関節周囲炎」と言われたりします。字のごとく肩関節で、炎症が起き、痛みや可動域が狭くなる症状のことを言います。
中年以降、特に50歳代に多くみられ、その病態は多彩です。
関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲に組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着するとさらに動きが悪くなります(拘縮または凍結肩)。
出典 公益財団法人日本整形外科学会
「https://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/frozen_shoulder.html」
炎症が起こることで、痛みが出ますが、日常生活の習慣が主な原因となります。
主には3つ。
◯姿勢の崩れ
◯力の入りすぎ(筋肉の緊張)
◯体の使い方
一つ一つご説明していきます。
◯姿勢の崩れ
姿勢はすべての基礎です。姿勢が崩れた状態で過ごしていると、心と体に様々な影響を与えていきます。猫背の方は四十肩・五十肩に気をつけられると良いでしょう。
腕を動かす時には、鎖骨、肩甲骨、背骨が動いてきます。ですが、猫背のように背中が丸いと上手く連動することが出来ず、動きません。
試しに、わざと大げさに背中を丸くして、腕を上げてみてください。
上がりにくくありませんか?
今度は、背筋を伸ばして、上げてみてください。
さっきよりも上げやすくなっていませんか?
姿勢が崩れた状態で、生活をしていると、無理に腕を上げていくので、段々肩関節に負担がかかり、筋肉が緊張し、可動域が狭くなっていきます。
勿論、痛みも出やすい状態となります。
◯力の入りすぎ(筋肉の緊張)
主に肩に力を入れすぎて動いている方です。スマホ、PC、テレビなど自然と前かがみになり、姿勢が崩れ、余計な力みが生まれてしまいます。
また、ストレス、何事も頑張りすぎている、愚痴が多い、イライラしているなど、感情や意識も体に影響し、力を入れて過ごしている方が非常に多いです。
体は力が入り続けると、筋肉が緊張し、固まり可動域が狭くなっていきます。その状態は気、血液、リンパ液などの循環を悪くしてくので、疲れやすい状態でもあります。
循環が悪いと、老廃物が溜まり、栄養や酸素が運ばれないために疲れ、免疫力の低下などにも繋がってしまいます。
◯体の使い方(背中を活用しないで、肩回りの筋肉で動きすぎ)
体の構造的に腕を上げるときは、肩の高さまでは、首、肩の筋肉を主に活用します。肩から上は主に背中を活用していきます。(肩甲上腕リズム)
ですが、四十肩や五十肩になってしまう方は、この動きが上手く出来ていません。
腕が上がりにくい方は肩から上に上げるとき背中を使わず、肩の力で上げるから痛みに繋がったりします。
体の構造に沿った動きが出来ていないために、筋肉のバランスが崩れ、可動域を狭くする、痛みが出るなどの症状が出やすくなってしまうのです。
四十肩・五十肩を改善するためには?
姿勢を整え、力を抜き、動きの修正をしていくことです。
痛みや可動域が狭くなっていると、肩まわりの筋肉が緊張しているときは、ほぐしたりして、動きを良くしていくことも重要となります。
体が固く動きが鈍くても簡単にラクにできるQOL気功
腕が上手く上がらない方は多いですが、100歳でも簡単に楽にできる方法ないか?
と思い、ピラティスの要素を取り入れた、姿勢を整え、力を抜き、動きの修正を行う気功法を構築してみました。
実際に40代〜80代まで、様々な年代の方に試してみましたが、大体の方は動作を行う前よりも上がりやすくなることが多いです。前かがみで生活している方が多いので、変化もし易いです。
写真は左側が動く前。右側が下記の動作を5分ほど行ったら上がっていきました。
①肩幅に足を開いて立つ
②薬指を下に伸ばす
③薬指が遠くを通るように前から出来る限り、ゆっくりと万歳していく。このときに伸ばしている力を緩めない。
④上げれる所まで来たら、両手のひらを外側に向ける。
⑤このときに頭の頂点が天井を押し上げるように、空気の層を撫でるような気持ちで、大きな円を描きなら開いて下ろしていく
⑥終わった後、姿勢を緩めないで、ほっとしていく。(一番大事!)
ポイントは「薬指を伸ばす」ことです。
体の構造的に
親指、人差し指は体の前面、胸の方へ繋がっています。
薬指、小指は体の背面、背中へと繋がっています。
多くの方は背中が余り、活用できていません。背中を上手く活用できるようになるために薬指を伸ばしていくのです。
イマイチ、感覚でわからない方は試しに人差し指を伸ばして、バンザイした時と、薬指を伸ばしてバンザイした時の違いを感じみてください。
人差し指をのばして、バンザイすると胸のあたり力が入り、薬指を伸ばして、バンザイすると背中に力がはいるのを感じるかと思います。
最後に、、、
体は部分で存在しているのではなく、全て繋がっています。
薬指が背中に、足の指の動きや形も上半身に影響していきます。
現代人の生活は前かがみになりやすく、ストレスも抱えやすいです。だからこそ、ご自身で心と身体を整えることが、とても重要となります。
更には、目に見えない、心や意識。空気、重力、磁場などの自然、、、
全ては繋がりがあるからこそ成り立ち、生きていくことが出来ます。
心地よい笑顔でバンザイ!
出来るように、レッスンも提供していきたいと思います(^^)
動作が、文字でわかりにくい方は、メルマガ会員限定で配信している動画に乗っていますので、ご興味ある方はご覧になってみてください!
http://kinokatachi.com/shiseimerumaga2016/
読んで頂き有難うございまいした(*^^*)