仕事にいくのに、かばんに沢山ものをいれていく。
介護をしている。
そんな時は、重いものや人を上げたり下げたりすると肩こりになる。
そんな方も多い現代人。
でも、昔の方も大荷物も持ち、仕事をしていましたが、馬力が違いました。
※参照 「江戸時代は誰もが、60キロの米俵をヒョイと持ち運んでいた!~なぜ私たちは「身体」を見失ったのか?」
こんな感じで運んでいる方は今はみませんよね。
現代人のように、ちょっとしたことで肩こりになっていたら、このような力は発揮することはできません。
なぜ、現代人はチョットしことで肩が凝り疲れやすいのか?
原因を分けると主に3つ。
- 運動不足
- ストレス
- 動きの癖
となります。
運動不足
単純にまんべんなく動かさないでいると、筋肉が緊張し、固くなっている傾向が強い現代人。
パソコンやスマホのように、指は良く動かし、おなかや下半身は動いていない。
そうすると、使い過ぎのところは常に力が入りすぎ、筋肉が緊張。筋膜は癒着しやすくなります。使っていない部分は緩み、脂肪がつきやすくなる。
お腹に脂肪がつきやすいのは、単純に動いていないから。
日常的に動いていると、血液が流れ、栄養・酸素・熱が運ばれます。
運動不足は、筋肉の衰えという面だけではなく、血液やリンパ液などの循環を悪くしてしまいます。
それが、肩こりなどの症状となって現れていきます。
ストレス
現代社会はストレス社会といわれていますが、あらゆるストレスがあります。
身体的、精神的、職場の人間関係、環境(電磁波、食生活など)。
慢性的な肩こりがある方が、自然があり、空気が澄んでいて、開放感があるとこに行くだけで肩こりなどの症状が軽くなる。
あなたはそんな経験がありますか?
これはストレスが減り、心とからだの力が抜けてきたために、症状が軽くなってきたのです。
人は、ストレスを受けていると、身を守るために、無意識のうちに力を入れている傾向があります。
緩んだ状態で、ストレスを受けると、まともに受けてしまい、耐えられないと感じているから。
力が入り、筋肉が緊張。血液やリンパ液などの循環が悪くなり、肩こりとなってあらわれていきます。
動きの癖
これは、自覚症状がない方が本当に多いです。
昔の日本人と現代人の違いは、運動量や筋肉量の違いだけではなく、動きの癖にあります。
からだの使い方が違うのです。
現代人は、手先ばかり活用する。椅子にばかり座っている。しゃがむことをあまりしない。
など、あまり動かなくても、生活ができます。
昔の日本人は、トイレは和式で腰落とす。洗濯板で洗濯。正座をして腰を立てて生活をする。
など、日常生活そのものが、運動となっています。
ただ、沢山動かしているというわけではありません。それだけでは、この写真のように、米俵を持ち歩くことはできません。
無駄な力を抜き、腸腰筋が活用されている状態。
グラウンディングがしっかりと出来て立ち、歩けなければできません。
重心が下がり、地に足がついた状態です。
日本の日常生活の所作はすべて、心とからだが調うように構成されています。
お箸の持ち方から、お茶の飲み方。ふすまの開け方、靴の並べ方などすべてです。
多分、意図的に構成したのでしょう。礼儀作法はお侍さんの文化。日々の生活の中で鍛えていました。
そういった所から日本人の精神性や米俵を担げるからだが築かれていきました。
慢性的に疲れ肩が凝っている現代人は何をすればいい?
いきなり現代人が昔の日本人のような生活をするのは難しいものです。
急激な変化は脳も嫌がります。
少しずつすることが大事です。
大事なことは、肩の力が抜けて地に足がついた状態になる事。
グラウンディングができた状態になる事です。それができれば、慢性的な肩こりはどっかにいってしまうでしょう。
ストレスを受けても土台がしっかりするので、振り回されなくなります。
緩んで、にこやかに生活をすることが可能です。
そのためのグラウンディングです。
では、何をしていけばいいのかというと、まずは姿勢を調える事。
すべてはそこからです。
でも、気を付けのような姿勢をしてはいけません。これは逆に負担がかかり、地に足がつかなくなります。
見た目だけがよさそうな姿勢は逆に疲れてしまいます。
グラウンディングができるように姿勢を調える事。それが肝心です。
具体的な方法はこちらをご確認ください。
http://kinokatachi.com/shiseimerumaga2016/
是非、グラウンディングができた姿勢をつくってください。それが、慢性的な肩こりを根本的に改善する最も大切なことです。
読んで頂きありがとうございました。
今日も一日素晴らしい日になりますように☆
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