皆さん、脚はどこから生えているかと思いますか?
こう質問をすると多くの方は、鼠蹊部の辺り、股関節と答える方が多いです。
脚の始まりは筋肉で見た場合は、鳩尾の辺り(正確には胸椎12番)です。
大腰筋という筋肉がありますが、上半身と下半身をつないでいる筋肉です。この筋肉が引き寄せられることにより脚が上がっていきます。
多くの方はここの筋肉をうまく活用できていません。
脚を上げる時も太もも(特に大腿四頭筋)を使用して無理に上げようとするので負担がかかりすぎて膝を痛めやすくします。
では大腰筋を鍛えれば脚の動きが良くなるのか?
どいうわけではありません。鍛え方は一般的にはコアトレーニングなど色々とありますが、筋トレのように緊張させて(力を入れる)筋肉を鍛えていく動作は、力を入れて動く癖が身に付きやすくなり、からだの動きや関節の動きを硬くしてしまいます。
脚の動きをよくするにはまず、股関節の動きをよくする必要があります。
筋力があっても動かなければ意味はありせん。
歩くのに、お腹や脚の筋肉を鍛えようとする方がおられますが、まずは脚の動きを良くすることが大切です。
そのためには股関節を緩めていくことが必要になります。具体的な股関節の緩め方は次回お伝えします。
読んで頂きありがとうございました。