首や肩こりが楽になれば、疲れる事も減るし、いらいらすることも減ります。
そもそも凝ってしまうのは、日常的に力が入っているから。こちらの記事でもご紹介していますが、肩の力を抜く習慣をつけていくことが根本的に大切となります。
でも、力を入れた生活が長いと、首筋や肩回りは緊張し、癒着をしていきます。その状態では力を抜くことができません。
目次
根本的に楽にする3つのステップ
3つのステップを踏むことで、根本的に楽な状態へと移行していきます。
凝り固まっている筋肉を緩めること(癒着をとる)
力が入り続けると筋肉は固くなり、癒着してしまいます。それが動きと血液、リンパ液などの循環を悪くして、疲れを生みやすく、不調を招く原因となっています。
まずは、固まった筋肉をほぐれることで循環が良くなります。
関節の可動域を広げる事
関節か固いと動きの硬さを生んでいきます。何気ない動きで力を入れてしまうのです。それが首筋や肩がこる大きな原因の一つです。
良くしていくには肩関節と股関節をよく動かしてあげる事。肩甲骨がよく動くことで、首筋や肩が楽に。股関節がほぐれる事で、土台となる骨盤や背骨が整い、首筋や肩が楽になっていきます。
姿勢を調える事
筋肉が緩み、関節の可動域が広がっても日常生活の姿勢がわるかったら、また元に戻ります。すべての不調は姿勢の崩れから始まります。調える事で、無駄な力みがない姿勢、自律神経安定、ホルモン安定、冷えや世痛、肩こり、ひざ痛など症状が楽なるなど、様々な恩恵にあずかります。
首筋や肩の筋肉が硬くなり緊張してしまう原因
3つのステップを日頃からしていると、緊張は減ってきます。でも、そもそも硬くなっている原因に気が付かないと、また緊張してしまいます。首筋や肩の筋肉を固くしてしまうのは、主に3つの箇所が緊張していることが多いです。
指先の緊張
現代人が一番使う場所が指先。パソコンをするとき、スマホをするときなど手の指ばかりを活用しています。
手の指は、体の内臓に繋がり、自律神経とも連動しています。
解剖学的にも、親指と人差し指側は腕橈骨筋、上腕二頭筋(力こぶの筋肉)、大胸筋のほうへ。薬指、小指は上腕三頭筋(二の腕)から僧帽筋と背中の方へとつながっていきます。
身体はすべて連動しています。ちょっとした、指先の緊張が首や肩に負担をかけてコリを生んでいます。
表情の緊張
特に眉間とあごが緊張している方が多いです。いらいらしているときに眉間にしわを寄せ、顎に力が入り、口角が下がる。あなたは如何ですか?
何かストレスを受けると、それから身を守ろうとして体は力を入れる傾向があります。その入りやすい箇所が、眉間と顎です。
顔のしわにもなりやすいですし、筋肉を収縮させている状態です。それは、気血のめぐりを悪く、栄養や酸素が運ばれないために、首筋や肩の筋肉も緊張させていしまいます。
腰の緊張
これは特にヒールを履いている女性が腰を緊張させていることが多いです。反り腰の方です。腰を反るといいうのは、腰の筋肉に力が入り、緊張しています。
そうすると、はと胸のように、みぞおちの辺りが緊張し、連動して、首筋や肩の筋肉に緊張を生んでいきます。
他にもふともも、ふくはらぎ、脚の指先など体のいずれかを緊張させて場合もあります。一部分の緊張は全体に繋がっていきます。
首筋や肩が楽にするだけではなく、人間関係も良好にしていく3つのポイント
原因を把握できたら、それをどう改善していけばいいのか?すぐにできて、最も大事なことは3つです。
気が付くこと
力を抜く上で最も大切なことは、まずは気が付くこと。指先、表情、腰など緊張しているなという事に気が付くことから始めましょう。
そうする事が首筋や肩の筋肉を緊張させている原因を取り除くことに繋がります。
気が付くから緩んでいくのです。
深い呼吸が入ること
忙しい、ストレスを受けて呼吸をしていない、浅い方をよくお見掛けします。まずはしっかりと吐きましょう。試しにこれから一週間、呼吸を意識して暮らしてみてください。
生徒さんでもいましたが、息が止まっていることが多いのに気が付くかと思います。そこから呼吸を入れるようにすると気持ちも落ち着き、こころにも余裕が出てくることでしょう。
いつも朗らかに
笑う門には福来るといいますが、まさにその通り。面白いから笑うのではなく、笑うから面白くなり、楽しくなるのです。
解剖学的にも口角を上げる事で、首や肩が緩んでいきます。自律神経も整います。ホルモンバランスにも影響します。笑顔には様々な効能があります。心とからだが調います。
つらいとき、苦しいとき、悲しいときこそ口角を上げ笑顔で過ごしてみてください。
きっと素敵な笑顔になっていくことでしょう。
肩の荷が下りて、心もからだを軽やかに
首筋や肩こりが楽になると、こころも軽やかになっていきます。心とからだは連動しています。
2つで1つです。
別々に捉えるのではなく、一緒に捉えることが大切です。
心のコリはからだにあらわれていきます。からだのコリは心にあらわれていきます。
それを大切にしてあげましょう(^^♪
読んで頂きありがとうございました。