理想的なよい便を一言で説明すると赤ちゃんのような便です。

赤ちゃんの便は健康的な腸内環境をそのまま反映すていることが多く、不快感の少ない甘酸っぱい匂いがします。

理想的な便のかたち

形は半練り状、色は黄色から黄褐色で、大人ならバナナ1~2本ほどが適量、残弁感が少なくストーンとでて、排便後は爽快感があります。

何より水に浮くことがポイントです。

また、ほうれん草などの色の濃い緑黄色野菜を食べていると緑っぽい色になりますが、これは問題ないようです。

食物繊維などが少ないと色が黒くなりやすく、コロコロして固くなりやすくなったりします。

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まとめると、理想的な便のポイントは7つです。

  1. 便の量:バナナ1~2本
  2. 水分量:75~80%
  3. 匂い:ツンとした悪臭がしない(肉食が多いと硫黄のような腐敗臭が強くなる)
  4. 色:黄色~黄褐色(黒褐色~黒色だと健康状態が思わしくない)
  5. 硬さ:ふわっとして水に浮く
  6. 排便:力まずストーンと出る、残便感なし
  7. 頻度:1日1回~2回

以上のポイントでチェックして見ていただけると良いかと思います。

便の状態をチェックしていくことで腸内環境の状態を理解することができ、整えていきことができます。

理想的な便の状態になるためには?

基本は食ですが、それだけでは不十分です。心とからだの状態によって、理想的な便が出なくなっていきます。食だけでは腸内環境は整いません。

便の通り道をつくる

よく、腸の解剖図を見ると以下の形になっています。

小腸、大腸と「の」の字のように、流れています。

でも、実際はこの通りのかたちをしている方が少ないです。

「の」の字になっていないのです。内臓は固定されているわけではなく、動いているからです。

例えば、大腸の上の部分が、下がり、「M」字型になっていたり、胃下垂の方は、胃だけではなく、小腸や大腸もねじれることが多いです。

そうすると、便の通り道がありません。

この通り道ができていない状態で、いくら腸内環境を整えようと、食を変えても、便の状態は改善をしないことが多々あります。

便の通り道をつくる。

それが、理想的な便を出すうえで大切なこととなります。

そのためには、姿勢を整えること。姿勢を正すというのは、外見の見た目的なものだけではなく、内側の内臓を整えることにもなっていきます。

姿勢を整えて、便の通り道をつくること。

それが、重要です。

腸の動きをよくする

腸は何でできているのか知っていますか??

腸は筋肉でできています。筋肉でできているので、タンパク質(アミノ酸)も必要ですし、伸び縮みがしやすいように、動きをよくする必要があります。

要は、おなかの筋肉を柔らかい状態をつくること。脂肪でいっぱいにすることでありませんよ。

おなかの筋肉が固いと、腸が動きません。蠕動運動といいますが、伸び縮みを繰り返すことで、便が奥に運ばれていきます。

筋肉は固くなると、縮む動作はできても、緩める動作を行うのが難しくなります。

腸の場合ですと、おなかが固いと蠕動運動がしにくい状態になります。

おなかの筋肉を緩めることで、腸の蠕動運動がスムーズになっていきます。おなかを緩めることが理想的な便を出すうえで需要なこととなります。

腸内細菌を繁殖させ育てる

一番の基本は、食です。腸内環境がいいというのは、腸内細菌が多い状態です。繁殖させそだててあげましょう。

基本的には、2点。発酵食品と食物繊維をとること。

発酵食品で腸内細菌を増やし、食物繊維で腸内細菌の生きるえさになること。

具体的な発酵食品と食物繊維の種類について、メルマガにご登録いただいた方に資料と無料配布をしています。

そちらをご確認ください。

https://kinokatachi.com/shiseimerumaga2016/

いきなりは変わりませんので、日々の生活の積み重ねを大切にしていきましょう。

読んで頂きありがとうございました。

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  1. ピンバック: 腸内環境が良くないときに出る便の特徴 – 気のかたち
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