今日のあなたの「便」はどのような形をしていましたか?
便の状態であなたの健康状態が見えてきます。
目次
腸内環境が悪いときの便の特徴
便の状態が良くないと・・・
- 免疫力が低下し、病気がち
- 太る体質へ
- イライラしやすい(気持ちを安定させるセロトニンが減少するため)
- 疲れぎみ
- 肌が荒れる
など、様々な不調が起きやすくなります。
ここでは腸内環境が整っていないときに出ることが多い便についてお伝えしていきます。
ビシャビシャの下痢便
主に大腸の状態が悪く、食べ物をうまく消化できていない方に多く見られる便。胃や腸に炎症があることが多く、大腸の状態がわるいので、水分がうまく吸収できずに下痢になってしまいます。
暴飲暴食、体の冷え、ストレスなどにより自律神経のバランスが崩れていることが多い状態です。
ネバネバ泥上の便
ネバネバとして粘着質のある便。粘着便ともいいます。便器にこびりつく様な黒っぽい便です。大腸の機能が衰え、消化と吸収が満足に行えないためにネバネバした便になると考えられています。
灰褐色系「すっぱい」としか表現できないような独特の悪臭(酸性臭)を伴う場合は、膵臓に問題があるかもしれないです。
コロコロウサギの便
ウサギの糞のようなころころした硬い便が出てくる状態です。
色は黒から黄色っぽいものまでさまざまです。
出る量も少なく、出したあとも「残便感」が強く、トイレが長くなりがちです。強く力まないとでないこともあり、中には排便をするのに苦痛を伴う方もおられます。
毎日でているから良いと、思われる方もいるかもしれまえせんが、これも便秘の症状の一つです。
ひょろひょろ細い便
細くてひょろひょろとした形状です。色は黒ずんで焦げ茶色、匂いは強烈に臭いことが多い便です。
量は少なく、半練り状でやわらかく、水分量が多いため、このような形や出方となっています。
高齢者やダイエットなど食事制限をしている時に見られることが多い便です。腸の機能が弱り、腸内環境が悪化しているので、強烈な匂いが出やすくなります。
以上の便は腸内環境が整っていない方の特徴的な便です。
栄養素は腸で吸収され、血液となり全身に行き渡ります。
便の状態が悪いということは、腸の中でもそのような状態であるということ。
便秘など匂いが強い腐敗した便が腸内にあると、
そのまま溜まっているのではなく、
栄養として吸収されていきます。
吸収されたものは、血液となり、全身に行き渡ります。
便秘の状態は血液が汚れてしまい、
免疫力を下げやすくなり、
様々な不調を引き起こしやすくなります。
ですから、
腸内環境を整えることはとても大切なことなのです。
理想的な便
では理想的な便はなんなのかというと、一言で言えば赤ちゃんの便です。
不快感の少ない甘酸っぱい匂いがして、形はほどよく半練状で、大人ならバナナ1~2本程が適量です。
- 便の量:バナナ1~2本
- 水分量:75~80%
- 匂い:ツンとした悪臭がしない(肉食が多いと硫黄のような腐敗臭が強くなる)
- 色:黄色~黄褐色(黒褐色~黒色だと健康状態が思わしくない)
- 硬さ:ふわっとして水に浮く
- 排便:力まずストーンと出る、残便感なし
- 頻度:1日1回~2回
便の調子が悪くなる要因
姿勢の崩れ
例えば、現代人に多い顎が前に出て猫背の姿勢。
この姿勢だとお腹の力が抜け、内蔵が下がってきます。ぽっこりお腹になりやすい姿勢です。
内蔵が下がると、腸がねじれたりなどして、消化、吸収、排出の作業を低下させていきます。ねじれていると便がスムーズに運ばれず、便秘になりやすくなります。
どんなに良い食事環境でも、姿勢が悪く通り道がなければ腸の調子は悪くなりやすくなります。
お腹や腰の筋肉が硬い
お腹や腰周りの筋肉が硬く緊張していると、腸の働きを悪くしていきます。(特にお腹)
固くなっているために、腸の蠕動運動が上手く行えていないことが多いです。
筋肉が固くなっている状態は、気、血液、リンパなどの循環も悪いため冷えやすくなり、脂肪もつきやすくなります。
循環が悪くなると、内蔵の働きも低下しやすいため悪循環になってしまいます。
腸内環境の悪化
便は食べかすが便となっているのは三割〜四割くらいで、残りは腸内細菌の死骸と言われています。
腸内細菌が減ってくると、腸内環境は悪化していきます。
人は腸内細菌と共生することで、消化、吸収、排出の作業がうまくできるようになります。
主に食事が影響していきます。
食物繊維不足、食べ過ぎ、肉類の取りすぎ、添加物等の摂り過ぎなどで腸内環境が悪化していきます。
ストレス
過度なストレスを受けると、腸が痙攣したりなど内蔵に影響を与えていきます。
便秘になりやすくなったりしますので注意が必要です。
心と体は連動しています。
心の状態により、身体の状態は変化していきます。
(勿論、逆もありです)
腸内環境を整えていくには?
腸内環境が悪くなる要因は様々ですが、
日常生活でしていくべき大切なことは、
- 姿勢を整えること!
- 食べ過ぎない!
- 発酵食品、食物繊維を多めにとる!
- ストレスが溜まらないように日頃から心と身体を整える!
- 運動をする!(脇伸ばし、腸のマッサージなどがお勧めです)
腸内環境が整うことで・・・
- 免疫力が向上し、病気になりにくい!
- 痩せる体質へ!
- セロトニンが沢山でて、気持ちが穏やかに!
- 疲れない体へ!
- 腸美人は肌美人!
基本的な原則として「食」です。
まずは、腸内細菌を増やしていくこと。その為には発酵食品を取る必要があります。
味噌、ぬか漬け、麴類、醬油も含めれば約100種類はあります。
普段の食事の中でとることが原則ですが、
食の偏りやすい、便秘の症状を感じている方は、酵素ドリンクやサプリでもよいでしょう。
でも、発酵食品を取るだけでは足りません。腸内細菌を増やしたら、育てることが大切です。
その為には、腸内細菌の餌となる食物繊維を取る必要があります。
野菜をしっかりと食べることですが、現代の野菜は農薬や肥料の使い過ぎで土に栄養が無くなり、野菜自体の栄養が少なめな傾向です。
野菜不足に感じいるようなら、青汁のようなもで補うのもよいでしょう。
でも、コンビニの野菜ジュースは糖分が多かったりしますので、どうせとるのならば質の良いものを取りましょう。
食を整えているけど便秘になる理由
発酵食品を取り、食物繊維もしっかりと摂取しても便秘な方はほぼ高い可能性で、、、、
お腹周りが固くなり、姿勢が崩れていることが原因と言えます。
そんな方はこちらに、
お腹周りを柔らかくする気功レッスン動画や自然体な姿勢をつくる方法をメルマガでお伝えしていますので、是非、ご覧ください。
日常の姿勢だけではなく、トイレでの座り姿勢もです。
なぜならば、トイレで姿勢が悪く座るだけで出にくいのです。
スルッと心地よく出したい方は是非、姿勢を整えてください。
顎の位置を変えたら、お腹の調子が良くなった
腸の調子が悪く、便秘気味だった40代女性事務職の方が、
姿勢を正すことで、変化したのでご報告です。
「お腹の調子が良くなり、便秘が解消されてきた」
と嬉しい報告をしてくれました。
行ったことは日常生活で
顎を引いて、頭の後ろを伸ばすことを常に意識していたことです。
そうすると、
「姿勢」が良くなり、歩き方も綺麗になって来たら自然とお通じも良くなったそうです。
姿勢が整うこと、腸の動きが良くなってきます。姿勢は全ての基本です。
「姿勢」の事をお伝えして三ヶ月後の嬉しい報告だったので、
追記しました(^^)
姿勢や気功的腸マッサージに関することはこちらから↓