あなたは物を持つときどの指に力が入っていますか?
力が入る指により、体の状態が変化していきます。
カバンでも、コップでも物を持つときに多くの方は、親指と人差し指に力を入れている方が多いです。
親指、人差し指はピンポイントで力を用いる場合には適していますが、より全体的に大きな力を発揮する場合は薬指、小指側が適しています。
それは、親指、人差し指側は肘の内側から、身体の前面(胸のあたり)に繋がっています。
小指、薬指側は肘の外側から、背中に繋がっています。
これは筋肉の構造的に身体はそう出来ています。気の流れにおいても同じです。
親指、人差し指側は動かしやすく、力を入れやすいので、多くの方が親指、人差し指側で物を持ったり、腕を動かしています。
ですが、大きな力を発揮すためには小指、薬指側に力が入ったほうがより大きな力を発揮します。
それは小指、薬指側が背中に繋がっているからです。
背中の筋肉(広背筋、僧帽筋など)の方が身体の前面よりも大きく、力を出すことができます。
ですので、物を持つときには小指側を意識して持つことで楽に持ちやすくなります。
お相撲さんもまわしを取るときは小指からとります。
小指からとることで、より大きな力を用いやすくなり、まわしから手が離れにくい状態にしています。
ちなみに、二の腕がたるみやすい人は、小指側の意識が低いかもしれません。
親指側ばかり活用していると、使いすぎで肩や胸が緊張し、猫背、肩こり、五十肩になりやすくなります。
小指を意識することで二の腕側も自然と使用してくるので、たるみにくくなったり、細くなる方もおられます。
小指側を活用することで、
〇物が楽に持ちやすくなる
〇肩の症状(肩こり、五十肩など)が出にくい、もしくは改善しやすくなる
〇二の腕がしまりやすくなる
〇背中の筋肉が活用されていくことで、猫背の予防、解消に繋がる。
小指を活用してみませんか?
読んで頂き、ありがとうございました。