隣に嫌いに人がいるけど、和やかに過ごせる。
いつも通りリラックスして、大勢の人の前で話す。
満員電車に乗っていてもカリカリしない。
現代人は、様々なストレスを受けています。
肉体的、精神的、社会的、自然、、、
そんな中で普通に生活していると、ストレスに影響され、心身のバランスが乱れていきます。
気功の目指す一つの目的が、、、心身の無駄な力が一切抜けた状態。
ファンソン(放鬆)といいます。
中国語で、グーグル翻訳で訳すとリラックスですが、これは心地よい空間でリラックスするのではありません。
緊張の中のリラックス、動きの中のリラックス、、、
どんなストレスが掛かっていても、自然体でリラックスしていくことです。
そういう状態になると、大抵の不調を改善していくことでしょう。
仕事やスポーツにおいても最高のパフォーマンスを発揮することが出来るようになります。
では実際にどのように力を抜くのか?
目次
「力を抜く」7つのステップ
ここでは、身体が固い現代人がどのようにして、力が抜けた状態になれるのか?それを7つのステップで分けています。
1 力が入っていることを認識すること
力を抜くためには力が入っていることに気が付かないと抜くことが出来ません。ご自身の身体にどこに力がはいっているのか?どんな時に力がはいってしまうのか?今のあなた自身の状態に気が付くことが大切です。
2 固くなっている筋肉をほぐすこと
力が入り続けると筋肉は固くなり、癒着してしまいます。それが動きと血液、リンパ液などの循環を悪くして、疲れを生みやすく、不調を招く原因となっています。まず、固まった筋肉をほぐれることで循環が良くなります。
3 関節の動きを良くすること
関節が固いと腕も足もうまく動かなくなり、余計な力が入り、とても疲れやすく身体を痛めやすくしていきます。最初に緩めるべき関節は肩関節と股関節。これが変われば姿勢も整えやすく、不調の改善に繋がります。
4 上虚下実をつくる(姿勢を整える)
姿勢が悪く、呼吸が浅くなると重心が上がっていきます。この状態は力を抜くことはできません。姿勢と呼吸を整え、重心が下がり、土台がしっかりするから力を抜くことが出来ます。
5 力を入れる動きの修正・抜き方の練習
足を上げる動作一つでも「太もも(大腿四頭筋)」を使ってあげてはいけません。必要な所の力を活用しないで不必要なところに力を入れて動いてしまっています。無駄な力が入ればその分、エネルギー消費も多くなり疲れやすくなります。足を上げる動作は「おなか(腸腰筋)」を活用することが、人の構造に沿った動きです。
6 意識を変える
頑張りすぎる、なまけすぎる、戦う意識など、意識も身体に影響を与え、力が入りやすくなります。対立の意識は心と身体を固くし、受容の意識が心と身体をやわらかくしていきます。
自他をあるがまま(すなお)に受け入れ、「いい加減」に過ごすことが大切です。
7 日常生活を変える
小さい力で最大限の力を発揮していくことが重要となります。身近なものとしては、物の重さを感じること。お箸を持つにしても必要以上に力が入っていたら、重さを感じません。力が抜けてくること重さを感じます。
意識的に、力を抜こうとするのではなく、無意識に抜けている状態(自然体)になってくること。
全ては、日常に落とし込まれ、当たり前が変革することが何より重要です。
心身の無駄な力が抜けて生活をすると、、、
「力を抜きましょう」
言葉でいうことは、簡単ですけど、実際は難しく感じる方も多いです。
でも、それで問題ありません。
人に心と身体は日常生活の積み重ねで構築されます。
いきなり、すべてを変える必要はなく、少しずつ変わっていくこと。それが大切です。
そうすると、
- 腰痛、肩こり、ひざ痛、冷えなどあらゆる症状や病の改善に繋がる
- スポーツをするとき、パフォーマンスが向上し、練習の成果を発揮しやすくなる
- イライラすることが減り、ストレスを感じることが減る
- 自分自身がリラックスしている為、話し相手もリラックスしやすくなる親密度が向上
- 集中力・やる気が向上し、仕事のパフォーマンス向上
- 施術をする方は、施術の成果が上がりやすくなる
など、すべての分野に通じるのが、力の抜き方です。
むしろ、あらゆる健康法、養生法、鍛錬法、、、
心身の力が抜けた状態につながらないと、逆効果になる可能性も出やすくなります。
いつでも、どこでも、どんな時でも、、、
自然体な笑顔で過ごせるあなたになってみませんか?
生活や仕事に充実感、幸福感、満足感が向上することは間違いないでしょう。
読んでいただきありがとうございました。
具体的な力の抜き方はメルマガからご確認ください。
http://kinokatachi.com/shiseimerumaga2016/
今日も一日素晴らしい日になります様に☆